百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

2017 6/04 出産ラッシュ でもみんな貰い手がいる

2才のミミは1日に二度目の出産、朝には産まれていたが、夕方になっても後産が終わらないので心配していた、ミミの母さんは産んだ後、子宮が出てしまい亡くなった。
次の朝、もう1匹が産まれていたが、死産であった。初めの子、キンタとクンテ、双子のオスだが、キンタは育ちが弱く、1年後に死んでしまった。 
ミミの身体が小さいからか、あまりにも濃い近親相姦が原因なのか、わからない。
栃木の壬生でいっぱいヤギを飼っている幼稚園から、イカロスとハルコを分けてもらったのだが、その時点で園長が「だいぶ血が濃くなっている」とちょっと心配していたが、「沖縄の方の小島のヤギなんてみんなそう、心配ないよ」と竹細工の民俗学者の尚さん言わ
れ、人間も含め、色んな生き物の事を考えると「よくある話じゃあないか」と納得してたが、ちょっと揺らぐ

4日の朝、今度は冬子が1匹産んだ、母体が大きいだけに赤子も大きいししっっかりしている。ぺろぺろよく尻を舐め、しっっかり子の面倒を見ている、比べて母に育てられなかったミミはどうも母らしくない。
両方とも1匹づつの子なので乳は余るだろう、少し絞ってみようかな、西土佐、四万十のマナちゃんの父はいつもヤギ乳でチャイを作っていた、との事を思い出した。少し仕事が追いついたので遊べるかな。

今週終わり2日間、NHKの撮影がある。「ふる化カフェ系 ハルさんの休日」、水曜夜11時からと日曜夜6時半からの30分番組で、主演の渡部豪太くんと地域の人たちが演じる街の紹介番組で、今度のカフェは運河の「おにわ」、俺はヤギと共に精霊役らしい、いつもの汚いかっこでいいそうだ。

2017 6/04 出産ラッシュ でもみんな貰い手がいる

2才のミミは1日に二度目の出産、朝には産まれていたが、夕方になっても後産が終わらないので心配していた、ミミの母さんは産んだ後、子宮が出てしまい亡くなった。
次の朝、もう1匹が産まれていたが、死産であった。初めの子、キンタとクンテ、双子のオスだが、キンタは育ちが弱く、1年後に死んでしまった。 
ミミの身体が小さいからか、あまりにも濃い近親相姦が原因なのか、わからない。
栃木の壬生でいっぱいヤギを飼っている幼稚園から、イカロスとハルコを分けてもらったのだが、その時点で園長が「だいぶ血が濃くなっている」とちょっと心配していたが、「沖縄の方の小島のヤギなんてみんなそう、心配ないよ」と竹細工の民俗学者の尚さん言わ
れ、人間も含め、色んな生き物の事を考えると「よくある話じゃあないか」と納得してたが、ちょっと揺らぐ

4日の朝、今度は冬子が1匹産んだ、母体が大きいだけに赤子も大きいししっっかりしている。ぺろぺろよく尻を舐め、しっっかり子の面倒を見ている、比べて母に育てられなかったミミはどうも母らしくない。
両方とも1匹づつの子なので乳は余るだろう、少し絞ってみようかな、西土佐、四万十のマナちゃんの父はいつもヤギ乳でチャイを作っていた、との事を思い出した。少し仕事が追いついたので遊べるかな。

今週終わり2日間、NHKの撮影がある。「ふる化カフェ系 ハルさんの休日」、水曜夜11時からと日曜夜6時半からの30分番組で、主演の渡部豪太くんと地域の人たちが演じる街の紹介番組で、今度のカフェは運河の「おにわ」、俺はヤギと共に精霊役らしい、いつもの汚いかっこでいいそうだ。

2017 5/27     春菊の花もって、誕生日に墓参り

「今日も 少しゆっくりしようかな」、「そうすればぁ、誕生日だし、墓参りでもしてくれば」とマサにさとされた。 
誕生日は産んでくれた「かあちゃん」に感謝する日だ、と「さよなら、さよなら」の映画の淀川長春さんの行いに感動した永六輔さんがよく話していた。
素敵な事だと常に思いながらも、実感がわかなくかった。でも今日は素直にそう思えた。  
半年前からスタッフになった木野ちゃんが身ごもった、予定日は12月、安定するまではもう半月かな、
うちの下三人がお世話になった守谷の産院「ベビーヘルシー美蕾」で産む予定、でも安定期までもう少し
重労働や機械操作などは避けねば、安定したら「馬車馬ののごとく働け」と80をこえた産婆のせいさん、その言葉に心と体の元気が伝わってくる、良かった。
 お産に関する本を「木野ちゃんに」とマサがちょくちょく持ってくる
つい渡す前に読んでしまう、そんな最近だから「出産ご苦労さん、ありがとうね」と母への感謝のきもちが初めて持てた
朝のマサの一押しがあったからこそだ、どーもでした。

少なくなったとはいえ、あちこちでツバメが飛び交う姿を見かけるのは嬉しい
自宅は古い家なので巣はすぐに作れるはずなのに全然来ない、寂しいな
でも毎夜のように日が暮れるとフクロウの鳴き声が聞こえるのは凄く幸せ、大体の巣の位置は解った
いつかちゃんと見てみたいな、今7時15分、「ほーほっ」と最初の一鳴きが聞こえた。
5月後半になってトノサマカエルの鳴き声も大きくなった、良かった、後はアオダイショウが卵を食べに来てくれれば超OK。

2017 5/20  傲慢な部落意識が厄介

今日の暑さ、植えたばかりのさつま芋や今日植えつけているネギの苗たちに「ごめんね。頑張って」と小まめな水やりもできぬ忙しさに、ただ祈るだけ。
でも日が暮れると、まだ冷えを感じるので、ストーブをちょっとつけコタツ用の豆炭を仕込む
あとは飲んで寝るだけだ.今夜はちょっとムカついている
夕方、田の水回りをしていたら、水を入れる板が蹴り壊されていた、下の田んぼはしっかりとダムを作っていないので水が入らない
ちゃんと下の田に流れるように調整してあるのに、逆恨み、直してきたけどまた明日壊される気がする。
そこの田は遠い所で顔見知りは少ない、農村地区では、まだまだ部落意識が高く、よそ者に対しては無茶苦茶をやる、部落内の事なら非常に敏感すぎ、もう自分の部落が嫌いな人が多い、流山は田畑が開発されれば1反(300坪)で2千万位が入ってくる、みんな宝くじの当たり券をもっているようなものだ
必要もない大きな農機具や外車などもよく購入する、真っ赤なポルシェも農道のをはしり出した、どこのバカ息子だろう。
ともかく付き合っていかなければいけないのだ、仕方ないのだ
さっきまでかなり収まっていた気持ちが、こんな事を書いていると、また高ぶってきた
ともかく、水管理がうまくいかないと無農薬はえらいことになる、さて明日以降上手くいく手段を考えねば、人の問題が一番厄介だよね。
 明日は美大出の30才の男が初めて研修に来る、面白そうな夫婦、新たな出会いがあるかな
人と人、あきらめたら終わり、だよね。

2017 5/14 田植えが終わった 腰が死んでいる

今日、売り物の野菜をいじくりまわる4歳の男の子といい会話ができ、ちょっと浮かれている。
「ママのお尻を触られたり、おっぱいをツンツンやられてもいいのかい、あんたがお金出して君の物になるまでは、この大根は僕の大事な子供だ、大切にしてくれ」と諭したら、その子は父ちゃんの足にまとわりつきおとなしくなった。
今までは「こらっ」とか言って叱っていたが、やんちゃなガキどもは「くそじじい」などと反発する、以前から良い諭し方ができないかなと考えていたんだ
駅前のイベントなので幼子を連れた人が多い
ちょろちょろと走り回り、なんとも大変
「ヒモでもつけておきたいね」「ホントにそう、虐待と言われなければ」
俺自身も人一倍言うことを聞かなくて、何度も「疳の虫」に効くというお灸をお寺でされたことを覚えている
様々なワクチンの原料の牛などから除草剤が残り、多動性障害が増加しているとの研究報告が頭をよぎる
化学物質の薬害は世界中で増加中、遺伝子組み換え作物の増加により除草剤が大量使用されている
周りの農家でも、どんどん使用の面積が拡大されている、草刈りする体力がないのだ
きれいなみずみずしい春に枯れて黄色くなった草地があちこちに見られるのは、なんとも痛々しい。 
代かき後に畦に流れ寄った草などを熊手で上げていたら小さな子亀を捕まえた、次の日田んぼに返そうとして迷った
そろそろ周りの田んぼではどこでも除草剤がまかれる次期、周りに田のない所を選び水の中に入れたら、すいすいと一直線に奥に泳いで行った
「生き延びろよ」と願う。カエルの大合唱を今年は聞かない
命が減っている。

2017 5/05 久々にフクロウの鳴く声が

6,7、13、14の土日に我孫子市役所近くの文化財の村川別荘で草の造形作家、あまよかしむが作品作りを実演している
10時〜12時、13時〜15時半、本気のクソ根性職人とゆっくり話し合えるチャンス、無料
我孫子アートな散歩市」の一こまです。 毎年11月に開催している「竹、ワラ細工講座」のスタッフが
13日、あまよかしむの所に集まり、その後近くの知人のギャラリーにて今年の予定の会議とと飲み会
今日始まった田植えをそれまでには片づけておきたいな。

 連休中、番組変更でセットしてある海外のニュースが録画されてない、空爆が続くシリア、イラクとサウジの代変え戦争が収まる様子を見せず、ソマリアは国土の3分の2を過激派に支配されと、それぞれに数百万人が逃げ回って暮らしている
戦後最大の難民が急増、今、メルケルやドイツの大臣などが現地にコンタクト、施策を探している
数か月前線で暮らした米兵たちの多くが精神的後遺症で苦しんでいる
しかし、5年も6年も戦場で暮らし、家族の死や自分の大けがなどを経験している何百万人物もの子供たちが今も飢え苦しんでいる。
そんな世の中の根本的大問題に対して、総理大臣がちゃんと誠意をもって「やるぜ」と言ってくたら、もう死んでもいいような感動をするだろう。
安部夫人にでも慰安の美味しい野菜を送ろうかな、「美しい日本と言いつづけていながら、本心は農業うぜぇーとの本心を正直に吐露なさるよう、導いてください」とのメッセージでもつけようか
でもその後、全部盗聴されちゃうんだろうね、手紙復活か?

2017 4/30 神様の粋な計らい

朝5時、顔に受けるお日様はストーブの様に暖かい、冬の終結を実感、でも夜は少しストーブを焚き、コタツに豆炭を入れる、もう少し火遊びを楽しむ。 
田んぼに水を入れた、水路は部落の共同作業が出来なくなり、土地改良区や業者などがユンボで掘り返す地区が多くなったので、せっかく作った堰が壊され、また作り直し、棒を刺し、板を打ち込み、土嚢などで調整をする。
水の勢いがある所は良いが、水路の奥にある田んぼなどでは中々水が回ってこない、やっと水位が上がり、チョロチョロと田に水が流れ込む姿は凄く愛おしい。いよいよ田植えだ、24回目の挑戦が始まる、
1勝22敗、勝率を5分に戻すにはあと20年以上かかる
今年の楽天イーグルスの快進撃が励みになる、なーんでも。

 先日、毎年恒例の田植え体験前の「農の世界の授業」があり、東葛看護学校で90分の講師をやってきた、前日まで野暮用が連なり、話の内容の整理は当日の朝、仕事の合間に頭を回したが、何とかなった、でもやはり少し悔いは残る
「アホ馬鹿阿部政権」や「遺伝子組み換え」「ネオニコチノイド農薬」などを説明しきれなかった
でもその分普段の思いをある程度語れた、感想文が楽しみだ。 
終了後30過ぎの学生から「野菜を買いたい」との申し出、先生と話してみると、病院がセントラル中央
駅近くに移転し、「朝市会」の直売所もそっちに引っ越し、学校のみんなは困っているとのこと、ではと週1、2度無人販売をやろうかとの話しが持ち上がった
これは良い話し、うまくいけばみんなの給料を増やせる、子供を持った学生の思いは神様からのプレゼント、いいね。