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百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

16/4/10 3人の子持ちの40才 百姓へ

数年前より「じゃが芋のころころ植え」を試みている。
黒マルチを使用した超浅植えの栽培方法、平畝に芋を逆さに押し込み土はうっすらかかる程度でマルチを被せ、芽がマルチを押し上げてきたら、そこをカッターで切り出してやる、あとは収穫を待つのみ。
土かけも草取りもいらないし、収穫時は手でさっと掘り取れる。
以前は暑いさなか、スコップで一株づつ掘り取る作業は地獄であった、そして表層なので湿気が少なく、病気も少ない、いいことずくめである。
昨年は芽が出ているのに発見が遅く、芽をだいぶ痛めてしまった
今年はぴったりのタイミング、持ち上がったマルチを、これはCカップ、これは中学生、などとエロ親父はルンルンと切り裂いていくのであった。

今日研修に来たのはめずらしく家族持ちの農業志望者だった。
隣り町野田に暮らす彼は40才、3人の子供がいながら貿易関係の仕事を辞め、水戸の農業学校に通っている。
失業保険を給付されながら学校費用も出るという、ありがたい制度が整ってきたんだね、よかよか。 
野田には半年前に研修に来て、引きこもりや路上生活者たちと共に営農を目指す仲間もいる。
うちのスタッフのルミちゃんの同級生の女子も市長直属の農園で元気に働いている。なんかポツポツ本気の仲間が現れ出した。
身近に百姓仲間がとても少なかった22年、この卵たちの出現に新しい未来を予感させ、ちょっと心が震える。
ともかくオラはしっかりやらねば、でも心がだいぶ楽になった気がする。