百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

2016/06/17 世界中 毎日 選択の日々

この梅雨は雲が薄い、この時期ならば大丈夫だろうと定植した苗類が枯れて欠損が多い、雑草対策にビニールマルチを多用するが、一般的に販売されている黒いマルチは熱を吸収し根を痛めてしまう。
白や銀のマルチを使いたいのだが、注文でロットがあり、色んな間隔で穴の開いている種類も少ない、少量多品目の我が農園では取り寄せが難しい、でもその課題をクリアせねば、次なる有機農園の拡大に貢献できない、黒マルチの上にほんのちょっとワラを敷けばいいのであるが、中々その余裕がないのが現状。
 いっぱい失敗もあるが、年々良い出来の作物が増え、出荷量が増えている、良くできてありがたいが、販売活動も頑張らんといけないが、仕事量もピークを迎える中、身体が追いつかない
本当は前もって販促作業をしておけばいいのだが、全滅などの大失敗も良くある中、自信をもって計画を立てられないのが有機だ。
各家庭に直接届けるパック野菜形式は「ごめんね、でもこれあります」で何とかしのげるが、販売店舗、レストランや給食施設なでへの流通はせめて70%の安定度で供給したい、またそれが出来なければ有機の世界は広がらんだろう。
 農山魚業の復活、有機の推進などがでっかく選挙公約に出す人が増えればいな。
 来週行われるイギリスのEU離脱残留国民投票がある。是非EUの一員を選択してほしい。
離脱が決まれば世界の極右保守勢力は新たなISを生み出すだろう。