百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

2016/07/13 強権発動のトルコ 日本もいつか

涼しくて誠に過ごしやすい日々、いつもなら雲もなく風もなく、午前中すぐに汗で服が搾れるほどになるが、今年はありがたい。
丁度稲の穂が出始める時期なので、悪影響が出ないように水はたっぷり入れてある。畦草を刈りながら全体の様子を確認、今までよりかなり草が少ない
新兵器「アメンボ号」のおかげだ、稲刈りが楽しみ。
今年は「飼料米」3反ほど作付してある。指定の多収品種を育て、家畜農家やJAと販売契約があり、それなりに申請を出せば最低8万円の補助がある、外国産の飼料用麦やトウキビは1㎏30円位なので飼料米も1反で販売価格も2万円以下、でも合わせると普通の米並みの収入を得られる。
最低8万円の枠組みを外し10表以上を目指すと12万円、普通の米を作っているよりかなりの収入になるので毎年大幅に作付が拡大している。
この対策により余剰米が減り米の価格の暴落が防げる、また肉、卵の外国産飼料が減り国産自給率も大幅に上がる可能性はある。
とても良い政策だが、それば続くとは農家たちは信じきれない、財務省は常に文句をつけている。
民主党政権で始まった1反1万5千円の「所得補償」政策は成功し多くの農家が減反に協力し受給調整は上手く動き始めたが、自民党政権はすぐに半額にし、来年度で終わりにするという、後は農家同士で滅茶苦茶やって弱い農家はやめてください、そのあとは遺伝子組み換え(GM)種子農薬を組み合わせた自然抹殺作戦を企業が引き受けますからが、現政権の本音
ほんとだよ。