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百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

2017/01/14  農は神事に始まり神事に終わる

9日に部落の氏神様「八幡神社」で「おびしゃ」があり、矢を射ることはないが、総会であり新年会であり、毎年ぐたぐたに酔っ払う。
今年は百姓の姉さんたちが4人前に座っていたので話が弾んだ。
味噌や酒の話しが出てきたので、ドブロクと糀を家から持ってきた。
1年物と3年物のドブの味の良さにびっくり、糀の出来にも顔が変った。
その後は深い話ができ嬉しかった。引っ越してきて25年、まだまだ付き合いはごく薄い、もう少し何とか。
 鏡開きの11日、近くの「もったいないファーム」から昼食の誘いがあり、3人で出向きおはぎ等をいただいた。
S婆ちゃんに鏡開きの様子を聞くと「11くわ」という神事が出てきた。
10日までは農作業は休み、11日朝、輪飾りや角松などを集め鏡餅等のぜんざいなどを供え燃やした後、畑に笹などを2本立て、米を播き、クワで11回さくるとのこと、野良仕事はそれから始めるそうだ。
うちはすでに4日から神様に挨拶もなくガンガン仕事を始めている。
来年は神事から始めたいな。
農山漁業は毎日自然と命との付き合いにどっぷりつかる
自然を愛し感謝し神事を行うのは世界共通であるが、我が大和列島は神様との付き合いが極深く、各地うらうら、また各家庭で神事が行われてきた。
単なる行事ではここまで続かない、神の存在を信じ、命の永遠性を信じ、人を化かし続ける低級な霊などの奇跡とは別に真の精霊からの信託をいにしえからその眼焼き付けられ続け、語り継がれたものであろう。
世界にも類を見ない遺産である。漫画より凄いぞ。