百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

2017 6/09 自然な笑顔って、難しいよね

きのう、今日と、ドラマの撮影、「「ふる化カフェ系 ハルさんの休日」は、店とその周辺を紹介する番組だが、少しでもドラマチックにとの企画に、紹介される者たちは様々な演技何度も強いられ、撮影が続く。
「顔が死んでる」、「もっと大きな声
で」、「目線はこっちで」とか、みんな色々言われている。 60半ば位の恰幅の良い威厳のあるひげ監督は「そこ、もう少し上アップ、顔だけ」とか支持しながら、手際の悪いスタッフをしょっちゅう罵っている。毎週30分の番組を作るのは大仕事、常に10数名のスタッフが立ち回り、ここ二日は柏のホテルに、明日は信州の「奈良井宿」、その後は筑前とか、主演の渡部豪太君も来年からの「大河」で西郷さんの弟
役で撮影があるので調整が大変とのこと。

 昨日撮ったシーンは、帰っていくハルさんにヤギと俺が草むらから現れ、春さんがあためいて走り去るとのこと、監督は「シェーン、カムバックみたいに見送って」とのこと、ハルさこと渡部君は「シェーンて何?」と知らなかった。31歳、はてさて、同い年の俳優修業のイザナ君はと思いながら演技、というよりもヤギのクンテをうまく動かせるかに集中していた。次の日もそうである、脚本にはほとんどセリフが
無いのに、撮影中どんどん要求される
「この後、ヘンテコな感じで去って行って。ではよーいはじめ」と言われ、すぐに撮影、適当にやったがOK、でもその後は悔いばかり、「ああすればよかった」との思いが次々に湧いてくる。「役者みたいだね」とさんしょうが、祭りの後の寂しさに火をともす。一瞬であっても役者、おもろかったね。