百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

2017 7/29    無頼は死語なの?

梅雨は明けたが、雲が多く風もあり、夜は涼しく体にはありがたい。作業姿はいたっていい加減、下着のパンツをはかなくなり何年だろうか、
半ズボンか海水パンツもしくはステテコ一枚でもポケットがなく携帯が困る、先日マサがポケット付きを買ってくれありがたい。
地下足袋も面倒で裸足にサンダル、機械作業時には長靴、首にはひんやりタオルで鉢巻か麦わらだ。
女子たちは蚊取り線香を離さないが、もう枯れた身体には蚊もあまり来ないのでぶかぶかのランニングでOK。
朝の出荷作業などは上半身裸のままなので通り際にある無人直売所などへ野菜を並べていると、通学通勤のの人たちがぎょとしているが構わない、
服はどれも沁みついて汚いが汗臭くはないぞ。最近農業女子のファッション記事が多く、男たちも気を使っているようだ。それはそれで正しい道だ。
新しい服を買うという習慣が無い、もらいもんで済んでいる。俺は青少年の頃より「無頼」にあこがれ続け見事に汚いジジイになった
でも先日「見事なヒゲだね」褒められた。
肺がん検診の後、駐車場で整理をしていた爺さんがニコニコして近づいてきた「そのひげ何年かかったの」「半年だよ」「触ってもいい?」と引っ張られたその感触はいいもんではなかったが、褒められると嬉しいもんで、その後よく思い出す、あの爺さんは天使だ。
ともかくあとひと月の猛暑との格闘を楽しもう、野菜も多いしお祭りだ。 
だからとかく日が早く過ぎていく、朝、線香を捧げるが新しいのをおろしたのがつい最近の様な気がして、ケチって1本を半分にしてたら、「お父さんに怒られるよ」と新しい楠の線香を店からマサが。