百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

2017 9/24 俺 更年期かも

昼時、ボンボン時計が時を告げた時、ゼンマイがたわむ音を聞いた、もう止まりますよとの音だ
嘘だ、つい数日前巻いたばかりと思ったが、夕方帰ってきたら止まっていた。50年前の巻き時計は至って元気、数十秒の範囲以内で時を告げてくれる。
俺の時間感覚が狂ってきたんだろう、日誌に初めて巻いた日を書きとめた。次に止まる日はいつだ、これは人生にとっての大問題のような気がする
ともかく働き過ぎだ。「忙しすぎると嫌われるよ」と先輩のせいちゃんから諭された言葉がいつも脳裏の片隅にある
嫌われるというより離れていくんだねと最近寂しさを感じる
有機農業の開拓に日々を埋没しすぎだ。
確かに頑張ることにより、よりよき栽培法が次々に見つけ出せる、そのたびに希望が湧くが、軋みが増す身体に素直に喜べない、
これが還暦というものか、2年前だが、心と体のバランスが取れない、更年期だね。
「よくばり婆は長生きで、可愛いあの子は早死にだ」と野坂のバージンブルースがレコードから聞こえる、俺はどっちなんだろうと考える。解らない。
「歌って 踊って みんな忘れるのよ ミロール」との三輪さんのシャンソンが凄い救いだ。

年金資産は株式等に運用されているが、モンサント住友化学など遺伝子組み換え企業に数百億円の投資をしている。これははっきりした国策だ
有機農業なんかクソくらえとの政府ははっきりしている、ドイツの有機農家は17%、日本はここ十年変わらずに0、2%
今の政権は完全に経済というお化けに完全に縛られている
財閥、官僚、公務員の利権、それしか眼中にない、恥ずかしい。あんまりだ。