百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

2018 5/24 今日、近所のきみ子婆ちゃんは灰になった

10日前に借りてきた本6冊を読み終えて。今夜は手持無沙汰。
久々にレコードをかける、ジャニスイヤンを聞きながら納豆発酵液(えひめAI)を仕込んだり書類の片づけなどをしているが、中々はかどらない。
読んだ本が消化できていないのだ。面白くてどんどん読む、これではテレビを見ているのと同じだとも思う、10代の頃でも読みながら線を引き、コメントを書き込んでいた。
図書館の本はきれいに返さねばね。また読み返せばいい、今は本の良さに浸っていればいい。
 この所仏教関係が多い、今回は西行に一休、五木さん「天命」、あと農業書に小沢正一さん2冊。
小沢さんの昭和の芸能史は大好きだが、古くからの花魁や博打の奥深い世界も教えてくれる。平安時代には大蔵省や文部省の様に重要な部門を「別当」とよび管轄していたが「巫女別当」「双六別当」もあった。芸能一覧には「泥棒の名人」までも記されているという。
宗教も良いが、人間臭き裏の歴史はまた格別。

DVDも1枚借りてこれるので、「うなぎ」を借りてきた。
観た次の日、カンヌ映画祭で「万引き家族」がパラネドール受賞のニュース、これは様々な国でも報道されていた、やはりカンヌはそれなりのもんなんだね
「うなぎ」は27年前の今村監督の受賞作品、なんだこの偶然は、図書館の神様からのプレゼントかな。

玉ねぎの草刈りをしていたら、メスのキジが羽を広げてすぐ手の届く所でじっと睨みつけている。
「はっ、巣を荒したか」、作業を続けた。キジの母ちゃんはちょっと残った草の陰で卵を抱いていた。
良かった、でも睨んでいる。