百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

2018 8/13 お盆はやっぱりお盆だ

 今日もステテコからシャツまでびしょ濡れだ。
首に巻く冷汗タオルも汗を吸い何度も搾り落とす、乾く時に熱を奪ってくれるタオルは役にも立たない。
いつもの夏ならこんな日は数えるほどしかないが、今年は延々と続く。
昼の休み時間を多くして対応しているが、今までに経験したことない異次元の夏、それでも毎日野菜たちの出荷を続けられる毎日はありがたい。
昨年の様に今頃から極端にお日様が陰り、雨が降り続く秋よりは米や野菜たちには良い状況だ。ただ体力の消耗が激しい。
来年還暦の自分もきついが、5年間この時期を海外や、国内の高地での農園で過ごしてきた長髪のユウのしんどそうな様子がとても見ていてつらい。
熱中症気味な症状を何度か起こし、休むことが数度、トレードマークのドレッドヘアーはかなり原因の一つだが、「切ったら」とは一言も言えなかった
幾つものツッパリを重ねながら彼なりに根性で突き進んでいる。
自分で見つけられるやつには助言は迷惑だ。そんな中、産休で暮れから休んでいた木野ちゃんが復帰してきた。
8月から保育園に入れたが、慣らし保育が続き数日前やっと一日働けるようになった。
慣れない保育園生活も酷暑の中での野良仕事復帰もさぞ大変であろうと心配していたが、彼女は至って元気である。
極端に汗っかきのタマキは毎朝寝汗でぐっしょり、水浴びでさっぱりするとウンコもりもり、生活の時間がままならぬ様子を語る彼女は立派な頼もしいおっかさんだ。
産む前と別人のようだ、ここ数日そのオーラが頼もしく癒してくれる。面白いもんだ。