百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

2018 10/20 ぴよぴよの 声添い寝する 秋の夜

「産まれましたぁ」と電話が入ったのが16日の昼過ぎ、翌日の夕方、孵化場のある東金の百姓のコジが34羽のヒヨコを届けてくれた。
数年前までは柏支店までの配送が出来たが、今は生き物の配送が出来なくなったので、丁度米を運ぶ予定があったコジに日を合わせてもらった。
それにしても予定日にしっかり孵化させるなんて相手もプロである。
「ずうっと鳴きっぱなし、うるさかったよ」とコジ。
然もありなん、産まれて丸一日水も餌も食べていないのだ。
すぐに用意してあるダンボールハウスに移す。
大きな段ボールの横をくり抜き、透明なプラシートをガムテープで留め観賞用の大きな窓を作る。そこにビニールを敷いた上に籾がらを暑く敷き、暖房用の電球をたらし、瀬戸物の水飲み場を起き、上に猫が開けられないような思い木のふたを乗せたもの、超簡単。
これでしばらくは家の中で観賞しながら育てられる。餌は米と葉っぱ、選別したくず米が丁度良い、葉っぱはか
り細かく裁断しないと食べにくそうだ。
たぶん自然では引きちぎって食うのだろう。ともかく必死に食べまくり、走り回っては寝る
寝てるのなんかお構いなくふんずけまわるので簡単には眠れない、しかしそのうちみんなで寄り添って寝る。
鶏の足はグロテスクだが、ヒヨコの薄紅色のくちばしと脚はきれいでかわいい。
2,3日目には羽が飛び出してくる。少しでも早く敏捷性を得なければ生き残られないのであろう。2つのダンボールヒヨコ箱の一つはお店に行った。スタッフ関係者たちは初めての飼育にわくわくドキドキ、
産卵は4か月後だ、育て。