百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

2018 11/16 畑が神社になる準備

間口5m、奥行40mのハウスに畳表を敷き詰めた。いよいよ明日、明後日は竹ワラ細工講習会。
本物の竹職人でありヘンテコな民俗学者の尚さんも70才に手が届くというので、旅立つ前に少しでも多くの人たちとの出会いをと始めたお祭りも9回目、2回目の年は大震災があり、放射能騒ぎに揺れて開催できなかった。
昨年からは講師が尚さんの息子の涼と仲間の恵美ちゃんにバトンタッチ、基本である竹割り講座も好評だ。
尚さんはサポート役で、あっちこっちを賑わしている。
手前のワラ講習では、あまよかしむが頑固一徹に民族の技を伝えている。良き2日間が訪れるよう祈るばかりである。
講習会で大人気のマサの昼飯の準備に娘二人も駆り出され準備が進んでいる。
会場を設置し帰ってきたらどっと疲れが出てきた。
あと最終確認などの連絡を終えたら早く休もう。

コッコ小屋が完璧になり、もう猫の手は完全に出せなくなった。
でも毎日何度も様子を見に行く。心配で見に行くのではない、元気に跳ね回る姿がとても嬉しく見入ってしまうのだ。
もう葉物は刻まないでも食いちぎるが、小松菜などの茎の太い物はだめだ、水菜やレタスが食べやすいみたい、
糠も与えるようになったら水もよく飲む、小さなくちばしに水を入れ、上を向いて喉に流し込む姿はいじらしいほどである。
生きていてくれてありがとうと思える、老人の情緒教育かしら。
今朝ラジオで遺伝子組み換え食品の世界で最大の輸入国である日本の問題を女性学者が訴えていた。
潰されるなよ、広がってくだされ。