百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

帰 農 人 2019 1/19 昨年の呪いがまだ、あと数日正月と飲もう

実は年末からずっーと寂しい、心に穴が開いている。
クリスマス火事事件の翌日、懸命に小屋を直し、無事の20羽の若鳥たちに安堵した翌朝、半分の10羽が死んでいた。寒さ?焼け焦げを食べたから?
埋葬してしばらく経ったころ、すでに14羽を手に掛けている白猫が小屋の寄りついている、そのあたりを確認したら、金網を止めた釘が数本抜けていた、毎日そのあたりにいたが、ざまあみろこれで手出しはできいねえだろう、笑っていたが、毎日がりがりやる猫の執念に負けた。
ようやく真冬に暖房もいらぬ立派な若鳥になったのに、火事も乗り越えたのにとの悔しさは、がらんと少なくくなった鶏舎に餌を運ぶたびに悲しさは蘇る、なんとも悔しい、でも仕方がないのだ
釘ひとつにしろ、廃材やストーブの灰の中から取り出したものをよく使うものだから、この手の事故は当たり前だよね。今餌は、選別された屑米と糠、保育園の生ごみなどで育てている、20羽位が食べきる量だ。
ヒナが小さい時はごみの中からヒヨが食べられるものを選別し、後はヤギに上げたり、畑に漉き込んでいた。もうそんな面倒はなく、そのまま小屋にぶち込めばみんなが競って食べてくれる、という矢先に半分になった。
寒極まった今、春はもうその先にある、ヒナを20羽注文しよう、収まりがつかない
他にも寂しい思いは昨年の田畑にもいっぱい、毎年良くできていた里芋の日照りによる失敗とか、米の苗作りの種蒔き時に機械の見張りを離れた数綬分が原因の災難とか、悔しい物は多々ある
笑顔で取り返せるような年にしたい