百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

帰 農 人 2019 3/23  自分が遊べなかったら、ダメだよね

10日前まではある意味で冬であった。
以前定植したキュウリや枝豆などが一夜にして霜枯れたことも度々、だからと言って定植を遅らすと、温床の苗たちはひ弱に育ちすぎ、それも困る。
ともかく多すぎる種類を同時に育苗するのは全く厄介だ。
ひょろひょろ育つなよとある程度の苗には強い水をかけなぎ倒して強くさせる。でも次の枝豆やトウキビたちには暖かく早く発芽させたいと暖かくさせたいとのようなものとが混同している。移動の時間も採れない。
田んぼの準備もあり、遠慮なく草も一気に生えてくる。どの仕事からこなしていけばいいのか毎日葛藤である。でもなんか心に余裕があるのが不思議だ。
「なんか乗り切れるんでねぇ」という百姓25年目の余裕なのであろうか。ともかくやれる中で売り上げを1割100万円づつ数年伸ばし続けなければ農園の存続はりえないという現状だ。
ただただ働いて仲間を叱咤激励して働くのはもう嫌だ、酒を飲み、本を読み、人に会いながら更に営農を極めたい、昨年までは無理だとあきらめていたことが、なんかできそうな予感が出てきた。
遊びの部分が却って仕事を進める原動力に転嫁するのかも。

図書館に行って落語のCDとDVDを借りてきた。「本は良いんですか?」と窓口で聞かれた。
まだ借りてきた本があるので面白そうな本を見つけたがあきらめた、現代農業や消費者レポート、デイズジャパン、名前のない深部や反原発千葉などをもっと丹念に読まねばとやっと決心がついた
それらを仕事として昼に読むと決めたから