百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

2018 2/02 円の切れめは 縁の切れめ

昨夜からの雪は大したことなく、でも昼過ぎまで降り続いたので、ハウス内でのネギの種蒔きを任せ、オラは先月分の請求書作り。
郵便振替の入金をネットで確認していると、数年前東京の店を閉めて、大分で新たに開業した仲間からの1万円が入金されていた。
閉店時「5千円づつでもともかく返すから」と、その後それは実行され、50万が15万の残まで減ってきた、数か月前から1万になった。
超やくざな彼だが本当に義理を通してきた姿に、疑っていた心を恥じた。
「絶対迷惑をかけませんから」といって逃げた仲間、「こうゆう訳ですぐに10万が必要」と大好きで恩になった女性からだまされたことは縁が切れたことが嫌だ。
窃盗で捕まった仲間をその後面倒を見ていたら2人とも売り上げをもって逃げられた。

数か月前、障碍者で何とか働けている付き合いの長いO君が畑に、「2万円かしてくれる」ときた、理由は言わない。
「財布にはこれだけしかないや」とウソ言って、1万を手渡した、以前はうちの農園ではたらせたかったいい男だ。
その頃近所の市の作業所で働いていたので、どんな農作業ができるか、試してみたいと申し込んだら、所長さんが「最初からしっかり障碍者の面倒を見るとの覚悟でなければ了承できません」とつっぱねられた。
なんでと未だに恨みに思う、あの時彼が来ていたら、大いに障碍者と農園の関係は飛躍していたかもしれない、と何度も思い返す。
彼に身体のことを聞くともうボロボロ、元気だったら考えようと思ったのに、また縁が切れたなと思う年明けに彼は店に1万円を返しに来た。
その後℡、「何に使った」「言えないよ」「来いよ、飲むべ」