百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

帰 農 人 2019 7/15 みんなえらいなぁ、頑張っとるなぁ

仲間が主催している自主上映映画「コスタリカの奇跡」という映画を見てきた。
南米コスタリカ、幸福度1位か上席、世界の軍備の縮小に積極的に発言し、国民も政治世界情勢をよく理解し、素敵な指導者とは酒杯をあげ、腐ったやつらはこき下ろす。
なんともうらやましい。1948年に軍隊を廃止し福祉や教育等に予算を回し、ガァテマラからの領土略奪にも国際司法に訴え解決し、一時はアメリカの軍事基地にも利用されたが、国民の訴えの元に最高裁違憲と米兵を追い出した。国民は学んでいる
「軍隊は米国に逆らった政府へのクーデーターの道具だ、忠南米では20回以上やられている」と学校で学んでいる。
コーヒーやバナナを基本経済として、政治的安定さで工業もかなり入り、インテルが大きく成長に寄与したそうだが、米国からの貿易協定により、メジャー産業が小売店を圧迫し、貧困の差も急激に拡大。
またコロンビアから米国へのコカインの流経地として国内でも利用者が急増し、犯罪も増えているそうだが、国民の意識の高さと祖国への誇りは揺るぎない。
真澄屋店長のくるみも観に行って「泣けてしまった、人を耕し、街を耕すことを国単位でできているの、まじすげえ」と野菜の注文書の片隅に書いてあった。
最近社会活動から少し遠ざかっている我が身姿を少し奮い立たせねばと娘の言葉に背を押された。

美鈴さんの葬儀の前に床屋に行った。その前に旦那が早死にしたいつもの店、15日位から嫁さんが再開するというのでその前に特別やってもらった。
美鈴さんとは真逆で、家族は最後まで「頑張って回復しようね」と寄り添い続け、彼も痛み止めで朦朧としながらも亡くなる30分前まで会話が出来たという。様々である。
天神庵の開幕演奏をしたシタールのコウロウは意識無しのミサトさんをもう11か月看病を続けている。
「大変なのは彼女や、大好きなミサトを看病できるのは幸せ、絶対聞こえている」と話すあんたはエライ。