百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

帰 農 人 2019 10/28 竹わら講習会 あと少し空きがあります

中々畑の水が引かない。根菜類は腐らないか、根腐れも心配、ともかく仕事がはかどらない。
被災地に比べればまだまだ仕事ができるだけ幸せだ。全然秋を楽しめないが、長雨はよくある話だ。

来月の竹細工講習会で木村弓さんのライブで使う電子ピアノを探していた。弓さんも旦那の中川さんも生ピアノ専門で、納得がいく機材探しは大変だ。
わらしこ保育園関係のピアノの先生から借りられることになり、音のチェックに弓さんの家に持っていった。新居に入ったのも初めてだが、旦那とも初対面。まず驚いたのが、2人の音楽家が存分に創作や練習に打ち込めることが出来る家。1階にも2階にもでっかいグランドピアノがあり、1階はリビングも含めてコンサートもできるような粋な空間、俺が入ったらあちこちに土が落ち、やべっ。
ダンナは俺より一つ年上の現代音楽家、訳の分からん滅茶苦茶な音楽が大好きだが、金にはならんのでコマーシャルの作曲等で稼いでいるそうだ。
「ほら、あれ、夏目雅子さんの骨髄移植のやつ、黒烏龍茶、もっくんの」と弓さんに急かされ困ったように曲を聞かせてくれた。視線が斜め上目使いでちょこまか動く仕草は、不審者みたい。
実はスタッフの木野ちゃんが劇団にいたころ、中川さんが音楽担当で出演もしてたみたいで、いつもの怪しげな姿そのまま演じてと指導されたそうだ。
その頃から弓さんはメビウス気流法の会に誘い続け、今も続けている。5年前ほど前から谷川俊太郎さんも気流法に参加され交流があるそうだ、やっぱり縁はつながっている。 

電子ピアノを貸してくれたNさんのコンサートが銀座であるからいかない?と仲介の唐沢女子より誘われ土曜日の午後、デートした。話しは尽きない。
聞く前に昼飯をと会場前の日比谷公園で屋台を探したがなく、淡路島のアンテナショップでカレーを食べた。それなりの小さな旅であった。