百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

帰 農 人 2020  3/21 椿もきれい、オオタカものびやかに

「わさびレタスありますか?」昼飯をつくっていたら、電話があった。
いつも運河のイベント等で買っていたみたいで、全ての行事が中止になり「どこ行けば買えますか」と片言の日本語で聞いてくる
「配達して」「いやだ、初石駅そばで買えるよ」、その20分後「いまパチンコ屋さんの所」「その先の踏切をまっすぐ」、また10分後「あれとこれで620円、あってます?」どうやら無人直直売所の値札が読めないらしい、翌朝また電話があった「夕べ電話しました?」「えっ、コジじゃないよね、番号間違ったかな?」、実は昨夜大きな報告が2つあり、同級生で店の最初のスタッフだったコジが見つかったとの連絡が弟の茂からあった、13日のNスタで俺と茂を見てメールが来たという、彼女は隠れるのが得意で、消息を一切消していた、ひょっとしたら死んでんのかもと本気で恐れていた、教えてもらった番号に電話しても繋がらなかった、翌朝電話がありちょっと混乱した
「あなた誰ですか」「俺は百姓だけど」「ああ、おいしかったよ、私間違ったみたい、ごめんなさい」、とても頭の回転がいい人だろう、会話の合間にその人が見えた。面白かった、いつか顔を合わせるのが楽しみ。
コジちゃんからはその後電話があった、はっきりした太い声で、繊細な感性も感じる、おなじままだ。隠れるのが得意で忍者みたいなやつ、絶滅危惧種を発見した感じ、身体が良くないらしい、「食制限はないの、でも貧乏で安い焼酎とかしか飲めなくて困っている」「わかった、ドブロクを持っていく、どんなまずい酒や発砲酒などにも少し入れたら、生きた酒になるよ」、たぶん最高のプレゼント。  
二つ目の報告はと、マサが。「イザちゃん結婚するって、むこうの両親に会いに行くって」、きたー、初めての祝い話。