百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

帰 農 人 2020  8/30  真っ裸に扇風機、とても幸せな時間

帰 農 人 2020  8/30 
   真っ裸に扇風機、とても幸せな時間

酷暑が続く、野菜たちも大変だが、日々それなりに収穫がありありがたい。でもこの状態では秋作最初に定植する芽キャベツブロッコリーを植えることが出来ない、苗は大きく成っている。早く雨よ降れ、台風でもいいぞ。
そんな中2日間の初めての農業体験に来た30歳のK君は炎天下でもがいていた。明日ジャパネット高田を辞め、農業関係の会社に入り、来春からは妻の故郷である青森の八戸で百姓を始める決意をした。NHKで働く妻も年明けには辞められそうだとのこと、田舎で多くの子供らとエコな持続可能な生活を夢見ている話を聞いてみると。
かなり社会的状況は勉強しているし、真面目で僕を変えてくれたのは妻であると、いいカップルである。
八戸には以前研修に来たマッキ―が百姓をしている、マサがNSSでつながっていたので早速連絡をとったら、マーキーも大喜び、隣村で本当にすぐ近くだそうだ、これは明らか過ぎる導きだ。
親戚が突然増えた感覚、若い人たちを田舎に送り出すのは非常に気持ちが良い、その為に真澄屋も農園もあるのだから。

11年目を迎える今年の竹細工は中止です。津波による原発爆発後の汚染騒ぎで中止したことは過去にある。
今回はそれとはまるで違う状況で、全世界の鎖国状態というパニックの中様子を見守る事しかできない。世界の軍事情勢も感染の影響なのか、内戦も少し穏やか、中国だけが元気なのは困ったもんだ。

ミカンの産地である愛媛はミカン農家が廃業する中、残った農家は規模拡大し生産を続けている。だから季節労働者は絶対必要である、これは国内の農業産地でどこでも同じである。
県は労働者へのPCR検査と待機費用などの予算を出した、でも関東や近畿などからの人は認めないとのこと。それでは困ると農家も意見を出している、ともかく「密な地域」の人への嫌われ方は凄い
今はそれでいいと思う、「密」な地域に住む人はその思いをかみしめればいいだけの事だ、価値観の変化はこの後世界をどう動かすかとても楽しみだ、ベラルーシの市民革命は是非成功してほしいと日々願う。