百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

帰 農 人 2020  9/06  虫の声と雨だれの音 最高の音楽

帰 農 人 2020  9/06
   虫の声と雨だれの音 最高の音楽

 8月1日に酷暑始まった酷暑は31日にピタリと終わった、実に見事、おかげで白菜やブロッコリーなどの定植が進み、後れを一気に解消することが出来た。葉物たちも雨ですぐに芽をだした、これから春まで続く葉物やカブたちのリレー栽培の第一走者、これはいつも中々上手く育たない、毎年「今年こそ」である。
でもこの酷暑を昼間も休まずマコトと共に熱中症にもならずよく乗り越えられたなと本当に感謝、途中くたびれて仕事に出たくない気持ちは何度もあったけどね。 

ここ2日間、草の生え茂った所をガンガン除草した。半ズボンとTシャツの中に小さい虫が無数に入り込み、あちこち痛い、風呂に入ると傷だらけだ
でもすぐに治る免疫力は高いのだろう、蚊が多い場所での作業もさほど気にならなくなった、血を吸っている蚊を見つけるとそこの筋肉を固め、口先が抜けないようにしはたくのが楽しみになっている
開け放しの家の中には毎日数匹のハエが飛び交う。裸の身体の上を歩かれるのは嫌なのでハエ叩きで潰す。この技はマサが上手い。  
この前久しぶりにアオダイショウが家の中にいた、20年ぶりであろうか。幼いくるみが「台所でヘビが2匹ぐるぐるしているよ」と見つけたのを思い出す、翌日は風呂場のタイルの上でぐるぐるしていたっけ。
幸いにこの家の周りには奇跡的に自然が残されている。
先日までは隣りに家を借りていた家族は大の動物好きで、ニワトリの声も気にせず、放し飼いにしてあった年寄のオスにも名をつけエサなどくれていた、
でもこの春引っ越し家主の兄さんが住み始めた、「鶏がうるさいし、糞をする」と文句を言われたので小屋に入れた、そこには若いオスがいて徹底的に痛めつけられるのだ、
しばらくの間は、奥の高い所にい続けた、さすがに腹を減らし餌やりの時にくらいついてきたが、すぐに血まみれにされる、ここ数日ボスからの攻撃も少なくなったようで、餌を食べている、さてこの後どうなるのだろう
気むずかしそうな家主の兄さんとの会話も多くなり、少し打ち解けてきた、でも少しゴキブリでも大騒ぎしているし、新車の白いベンツ、これも手ごわいぞ。