百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

帰 農 人 2020  10/18 10月25日(日)はインド音楽演奏会

帰 農 人 2020  10/18
   10月25日(日)はインド音楽演奏会

 「でも、なんでみんな生き続けられるの?」、寝たきりのミサトさんの事を支え続けている公朗から電話があったので聞いた。
「機能は退化するけど、生かす技術はある。流動食は喉に詰まらせる可能性もあるから、点滴だけに切り替えます。嫌なら他の病院に!と脅かせられたんや。えらく悩んだけど、コロナ騒ぎで転院もできなくなり、そのまま流動食が継続。コロナ様様や、でも会えへん」
 「半年ぶりのライブが東京であるんだけど」との電話。金、土、日は空いてる?店で演奏してよという声掛けに快諾をもらい店の二階でコンサートをすることになりました。コロナ等を配慮して10名3千円、期日が詰まった無茶苦茶企画。でもこんな時、こんな贅沢な場もそうにない、「インドの山奥の修行とか、インド音楽の奥深さ、そしてミサトさんなどを語って」「わかった、アッチが適当に茶々入れて」。3時間ほどの出会いを楽しみたい、だれかきて、一緒に遊ぼう。けっこうレアな集いになりそうだ。

 東京杉並区の農業系高校の3年女子のアンリが研修で昨日来た。昨日は緑の党の企画で、作業を手伝い、「種苗法改正の話し」を俺が話すという企画だった。先週の予定が台風で延期されたので先週ならば、晩生の黒米の天日干しを手伝ってもらおうと楽しみにしていたがダメ。
今回も雨模様、ハウスの中で唐辛子の選別作業をしてもらった。ハウス内の意外な暖かさに安堵した参加者の口は非常に滑らかだった。ハサミを手に、選別を真面目に進めながら環境や政治、文化のなどが湧きあがる、元市議会議員の女性2人、現役1人、その濃い人たち。アンリは最近世界の農業の授業で学んだばかりの事が、より詳しくわかりびっくりした、とても有意義だったと帰って行った。父は奄美、母は高地の山奥育ち、東京のど真中で日本料理屋を2人でと結婚しての3女は美人で頑張り屋。バトミントンなどの部活を頑張りながら、「嫌いな子が会長に立候補するという話を聞き、その子を会長にさせないために自分が立候補して会長になった」と息をまく。とても気丈夫。父を尊敬し、母とはこの所絶交状態だとか。
 数日後ワインを仕込むから納豆はたべられないという。卒業式に親たちへプレゼントするという学校の企画だそうだ。東京にあるねいい高校。