百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

帰 農 人 2021  2/14  東京コロナの旅

帰 農 人 2021  2/14
 東京コロナの旅

 葛飾区の博物館での「味噌仕込み講習会」は昨日行われた。ただ感染防止の為、会場で瓶に仕込むことはだめで、俺が実演してみせることとなった。
また参加者も減らし、みんな大きな机に一人でぽつんと座っている。
いつも大きな声で話しながらみんなの中を回っていたが、今回は一人教卓台の前でピンマイクにフェイスガードをして講義スタイル。
煮た大豆を塩、糀と混ぜ大きなビニール袋に入れて拳で潰していたが、時間がかかり間が持てないので、学芸員を呼び、2人でやってもらったら、隣り合わせで危ないということで、足で踏みつぶすことにした。テーブルの上で踏みつぶしながら、色々話した。この方法にはみんな驚き関心を集めた。何人かに少しづつやらせて、3回仕込んだ。最後は餅つき機での実演。
「みんな適当に見える位置にきて」と呼びかけた。主催者からもOKももらっていた。瓶に仕込む時の秘伝を享受、充分に納得して参加者らは材料を持ち帰っていったのでよかった。
他の講座はことごとく中止の中、学芸員の小峰女史は頑張って開催させてくれた。会場に向かう車中でもとても不安だったが、「みんながこんなに喜んでくれる講座はそうない」とご褒美の言葉ももらえた。が、さすがに疲れた。
持参したドブロクを試飲させたら、3人の女性は1年物と2年物を何杯も真剣な顔で飲み比べていた。一人は顔を赤らめていた、「度数強いから注意したのに」「だいじょうぶすぐ顔に出るの」と舌をペロリ、ドブロクは個人でも製造は禁止されている、公の会ではご法度なのに、小峰ちゃんは「これは重要な日本の文化です」とこれも許可する太っ腹な学芸員に育った、嬉しい限りだ。

 「アマノ」の漫画は3回目、今回は精神的葛藤を事細かに書いているが細かすぎる、もっと大きな展開にして読者を引きつけたら良いのにと思う、髪の媒体での連載は終わり電子レーベル「ダル花」で続くそうだ、一応番が蚊の日々は続く、伴侶の木野ちゃんも3月から農園に復帰だ、また違った家族像になるのだろうな、楽しみ。