百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

帰 農 人 2021  3/15 おフランスで シィエー

帰 農 人 2021  3/15
    おフランスで シィエー

 感動的に美しい映像を見た。
パンタロンの様な原発の外壁が爆破されきれいに崩れ去る様子である。 震災10年目の様子がフランスのTVで放送され、福島の原発の状況を見たドイツが原発を放棄する事を決断、その後どうなったかを報告している。
廃炉作業は着々と進められ、10日ほど前、停止契約が出来ていなかった最後の原発への契約金が20億ユーロで締結されたそうだ。原発大国のフランスでの放送で、だ。女性議員も40%近くになり、緑の党もどんどん議席を増やしている。自然エネルギー有機農業が雇用創出の一番手になっているとの報道もコロナ前に見た。田舎の高額な家がどんどん売れている、何億もするお城も買われる。金持ちが地方に分散していく。道の自転車レーンも多くなっていっているらしい。(自転車泥棒も多発しているが。) コロナで家庭内暴力も増加する中、相談所を5千から6千5百に増やしたり、SNSを含めた様々な性暴力の厳罰化も促進されるなど、活発に変化するさまが見受けられる。これは女性議員が増えた成果であると国民に認められている。  
1980年、ハタチの時1年間海外での貧乏旅行のなかで、ちゃんと会話した仏人は5人。博物館を巡る1週間のパリと、ボルドーでの1週間。スペインから北欧まで、9月から始まるブドウの収穫があり、バイトが群がる。ブドウの熟度が遅いので、待ちきれず旅を続けた。 ボルドーの大きな橋のそばでお月様を眺めた、澄み切った中に凛とした満月は、日本で見た月と同じだと強く思った、首にぶら下がるミニハーモニカで「ケセラセラ」を拭いたのを覚えている。 感覚的と文化的な物事には至って食らいつき、むやみにオシャレに力を入れていた。原発大国であることで仏国を嫌っていたが今はあこがれの国の一つに変わった。
ワクチン接種は進んでいるがまだ摂取した人は10万人で、800人もの日々感染者を出している地域もある、まだまだ大変だね。

 今日から農工大1年生のJ君が一週間の宿泊での研修が始まった。大学で実施研修がほとんど潰れ、農作業がしたくて応募してきた。天井をネズミが走り回るも、あまり気にしていないようだ?
さて酒の量が増えそうだ。話をするのは楽しい。