百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

2016/10/15 もったいない根性の奇跡

テルモスに乳酸菌が住み着いた。毎日500mlの水筒にコーヒーを入れて畑に向かう。
ちょびちょび飲んで帰宅時の車の中でなま暖かい最後のコーヒーを飲みながら帰るのが至高の時間だ。
真夏はストレートだが大体はほんの少し牛乳を入れる。
この所昼ごろには酸っぱくなってくる。良く洗ってもダメだ、熱湯消毒をすれば収まるがまた少したつと酸っぱくなる。
なんか身の回りの乳酸菌が異常に元気になっているのかな?
急ぎ仕事を何とかこなせたので、今日は念願の田んぼの秋起こし。少しでも暖かいうちに田んぼを耕運しワラなどの腐熟を即したい、できればその前に糠などを軽く播き、菌たちを取り込みたいたころだが手間が間に合わず、何より糠が足りない。
周辺の無人精米所に回収に行くのだが、農家や市民農園の人たちもけっこう必死に取りに来る。
どの時間に行ったらいいのか、手間暇やガソリン代との計算をしながら、毎日糠を集めている。
定期的に購入した方が作業効率が上がるかもしれないとも思うが、染み込んだ貧乏根性は抜けない。
どんなことしてもあるものは使い続けたいとの気持ちは、ほとんど心の憶測に鎮座しゆるぎない物になっているように思う。
こんなことがあった。昨日頼まれた黒米を超古いハーベスタ脱穀していた時、突然のエンジンストップ、ラジエターの水が吹き出しオーバーヒート、オイルもから、完全にピストンが熱変形しお釈迦の典型、でも一回オイルを入れてあがいたら、動いた。
冷静に諦めなかった俺に拍手