百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

2017 11/28 輪廻転生、みじかな人の幸を願う心を

飼料米を増産し、ニワトリを数百羽入れ、純粋なる有機の循環農法をと夢見ていたが、ちょっと挫折。
流通センターがどんどん増殖し、周りの田んぼが急激に埋め立てられ、新規の田んぼも中々借りられない状態。
240haの新川耕地の半分は開発が進む、今後4,5年は残された農地は落ち着くが、1反(300坪)の田畑が2千万円以上で売却され、宝くじを当てたような地主たちの思いは、当然、開発を、親族で願う。
俺は土地をなど持ってない、すべてかりものだ。開発のたびに何十枚もの田畑を返してきた、それが信用で、また新たな田畑を借りることが出来たのだが。
常に落ち着かないが、それなりに荒波を乗り越えながら、立派な野菜たちを沢山出せるようになった、それもこれも土の中を微生物を少しでも増やしていく努力を続けたからだ
菌たちが少ない頃は、土中の大根やカブの肌は線虫などの害で常に汚かったが、今は美人さんが多い、多種多様な菌が増えれば一部の菌の増殖は抑えられる、また虫の世界にもそれは同じことが起こる。虫の害も驚くほど減少してきた。
でも自然は甘くない、また大どんでんがえしが襲ってくることを覚悟しておかねばね、まあやるべ。

今朝、三郷のカズちゃんから電話「姉の写真の中に、ルミちゃんにとてもよく似た人がいたの、那須の農家に嫁ぐ先のその彼、姉の友人なの。私も農園に行ったことがあるよ」とのこと、これにはびっくりポン、「縁」って恐ろしい。
今ある関係は全て生前の因果の賜物とはチベットの教えの中での根本、そこを肝に据えねば、もすこし