百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

2018 1/26 極寒の中 希望への苦悩

この一週間の寒波はさすがに身に沁みる。ここ数年つま先のカイロを使ったのは数日だが、今は毎日必要
ぼっとんトイレの便座は電気で暖かいが隙間風でケツが冷たい。何より雪が解けないので、埋もれている野菜の収穫は大変、雪前に急いで収納したものもなくなりそう。
ヤギも四日間小屋の中なので、可哀そうで今朝は雪解け場所を探し回わり、放してやったらヤギたちも嬉しそうだった。
極寒の中でももうトマトやナスピーマンたちがハウス内の電熱温床で発芽している。
暖め過ぎると弱い苗になるのでトンネルの開け閉めは小まめにしなければ、そして一回忘れれば、一晩で全滅だ。
この作業は3月半ばまで毎日の仕事、数十種類の苗はそれぞれに成育温度が違う、気の抜けない日々が続く。
そしてこの時期は「糀屋」仕事と重なる、もし新しいスタッフがいなかったら、今頃は完全にぱにくって様々なミスを誘引していただろう、でも1週間前からユウタロウが働き出した。
二十歳から5年間の各地での農業経験はさすが、勘所を知っているので、まだ数日ではあるが、毎日新しいことを伝える事が楽しい
辛い仕事もめげないしひるまない、ただ計算や書面類は苦手そうだ。
明日運河での朝市がある、販売の初経験だ、どうなるかな。でもこの一週間で先のめどが立ち、何とか小まめに作業がこなせているし、気持ちも非常に楽になった。
でもでもでも、ユウタロウが決まった後に、身近な数人が名乗りを上げた、夕の嫁さんも入れなきゃならんし、規模拡大は必至だ
新しい展開へどうかじを向けるのか、懸命に考えなければいけない、嬉しい悲鳴だよね、まずは種を多めに注文だ。