百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

2018 5/11 個人商店との付き合いは 深い縁

流山から種屋が無くなって数年がたつ。その後、一番近い柏の店に通っているのだが、80をこえたよれよれの老夫妻がやっているので店は死にかかっている。
年に数度大量注文をかけて揃えてもらっていたが、店に行っても新たな品種との出会いはほぼなく、在庫も少ないので、急な時には役に立たない。
でも優しい人たちなので付き合ってあげたいなと、我慢していた。
先日、古い付き合いの婆ちゃんと話す機会があった。
「息子さん、この前、草刈り機かけていたね、初めて見たよ」「1月にとうちゃんが行っちまったから、少しやるようになったんだよ」。
一生懸命直売所などに野菜を出していたが、旦那の死後は営農をきっぱりやめて、さえない顔で散歩などしている。
息子には人に頼んでトラクターの操作を教えてもらったとのこと。
「スイカつくりてぇ、とほざいたかあら、ワタナベで種でも苗でも買ってこい、と言ったんだよ」、「いいべ、やらせろやらせろ、でもその種屋どうなの?」と聞いたら、とてもしっかりやっている店らしい、でもちょっと遠くなる。
でも行きたい、でも柏の店には悪いなとも思う、よぼよぼながら一生懸命対応してくれるのにも応えたい。
急に注文がなくなるといやだろうな。
店を変える時には、はっきり理由を言って挨拶にいこうと思う。
その後、店の前を通る時や、店の名を聞いた時に後ろめたさを思いたくはない、縁は縁だ、大切にしていきたい。

オスメスの違いがはっきり分かるキジ、いつもペアでいた姿が、この所オスばかり卵を抱き始めたんだ。
草刈り時気を付けねば、母は逃げないので2回切った事がある。