百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

12/02 カードで5%バック 絶対いやだ

一月半前に卵大であったヒヨコがソフトボールの大きさを越し、鶏舎の中を走り回っている。雄鶏は頭に赤い線が出てきた、トサカだ。
葉っぱ物は大好きでコンテナ一つ分をほぼ食べつくす、まだ茎の太い所は残っているが、水菜などを刻んでやった頃に比べると世話も大変楽である。
鶏舎の中に生まれたてのヒヨコの為のダンボール小屋が二つあり、それぞれに60㍗の電球が暖房用に下がっている。
やつらはなんでも突っつく、そして確かめる。電球のフィラメントはたちまちに切れる。数日で切れることも多いので、電気屋に行くと、いつもの姉ちゃんが「コッコさんですね」と笑顔で迎えてくれる。
200円もしないかい買い物なのに、世界がとろけるような一瞬が訪れる。

世界全体が自国の経済のひっ迫を立て直そうと必死だ。文化も環境も哲学など構っていられる余裕はない。
新しいに未来に投資する余裕はない(EU、中国はけっこうやっている)、内戦や経済混乱による何百万人の難民を救うことが出来ない国際組織は自然の命など二の次3の次、日本列島から虫や鳥たちが急減してるのは目に余る。
それを一番知ってるのが日本野鳥の会ではないのか、なんで危機的状況や施策を訴えないのか不思議でたまらぬ。

アルゼンチンでのサミットはかってないまとまりの悪さ、世界各国がバラバラで、どの国も手詰まりで行方を探り合っている様子。
この様な時には国内をしっかり立て直せばいい時なのに、軍機で米に、ばらまきは国民に、政府予算は100兆円、過去最高。
馬鹿は忘れて正月を慈しみませ。