先ほど田植えを終え、田植機を感謝して洗い上げ一息。腕がパンパンである。
田植えで一番大変なのが苗運び、1枚5kgの苗箱を500枚、プールより軽トラに乗せ畦に並べ、田植え機に1枚づつセットする。
苗の根は箱の穴下に伸び、刺し板で切り取るのだがこれが結構力がいる。
田植えを初め出したころ思い付いた、鉄の刺し板の先を包丁の様に研げばいいかも、これが当たった。
スパッと切れる。こんなことなんで何年もやってて思いつかなかったのだろう。代かきも田植えも水位の調整が大体しっかりできた、忙しさにかまけず、手間をかけられた。
1㎝の水位を調節するのに10tの水の出入りがいる。あちこちに散らばり、どれも水の流れが違い、他の田の事も考えなければいけない。
先日軽トラで昼飯を食べていたら、自分の田に急いで水を入れようと兄ちゃんが水路をうろうろしていた、丁度程遠くのハウスの陰にいた俺の事は気がつかないようである
さてと見ていると、俺の田に水を入れるために水路に置いた土嚢を持って行った、無礼な、その後また俺の田に戻ってきた、水口をふさいで逆流しないようにしたようだ、そして夕方には元の通りになっていた。以前はもっと荒っぽいことをしていた兄ちゃんだけど少しはやべえかなと思い出したのだろう。
10年前には凄い婆様がいて、水が欲しい時は平気で畦に穴を開け水を盗んだ。幾度か修復してもまたやるので、板に「ダメ」と書いて差し込んだこともあった。でもその餅屋の婆さん亡くなってしばらく経つ
手伝ったことが懐かしい。