百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

帰 農 人 2019 5/19 こんなに雨がない春は初めて

もう地温が15℃になり、育苗にも保温の手間が無くなった。
昼過ぎ23℃であったが、久々に仕事が少しゆっくりできたので、3時過ぎまで読書と昼寝。
久々だなぁ。午前に続き田植え10日目の除草作業、アメンボ号でつぶつぶと発芽したてのヒエやコナギなどを踏みつぶしていく。
まだ稲も活着したばかりで小さい、田んぼの深みではアメンボの車輪が土を掘り起こし、せっかくの苗を埋めてしまうこともしばしば、残念、でも手はないかと考えながら、いつもより丁寧に進めていく、手応えはある
稲刈り後の耕運作業でいかに浅く耕すか、アメンボの車重を少しでも軽くする工夫をするか、深い所だけ簡易除草機に変えるかなど色々考えながら田の上を走る。
田の草取りを効率的にできるようになれば有機の田んぼが増え、生態系は蘇り、小鮒釣りしかの川も夢ではない。
人々の健康を願って米や野菜を育てているのではない
微生物から昆虫や鳥魚、獣等の復元を願って日々祈り暮らしている
「いただきます」と言うのは全ての命をもらいますとの祈り、「御馳走様」は、様々な手が加わって御馳走が施されたことえの感謝、その思いが少し心の中で芽生えてきた感じが嬉しい。
感じなくとも大切な事と思えることを祈り続ければ血肉となりえるとこともある、少し嬉しい。
愛や慈悲の心など自分の中にどこにあるんだとの中学生の頃からの悩みが少しほどけるかもしれない
でも遠いな。

キュウリも採れはじめ、トマトも赤らみ始めた、厳しい端境期も終わりそう。嬉しい、百姓の幸せ。