百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

帰 農 人 2019 9/01  同じ命日のなべさんと美鈴さんからのプレゼント

左右のこぶしにBOWとARROWの入れ墨がある。
高校生の頃暴走族で暴れていた時入れた、意味は弓と矢、今、彼は日本山妙法寺のお坊さん、佐藤上人49歳、現在カトマンズ近隣の山中に仏舎利塔を建てる責任者として活動している。
今年はガンジー誕生150年と他の記念年と重なり、ブッタの歩いた道の平和行進も秋に企画している。それらの用で帰国時の間に、旬の美鈴さんの49日の法要をして下さった。
法要後、話をしていてびっくりした。30年前ルンビニブッダ誕生の地)で仏舎利塔を建てていたナベさんことナバタメ上人に坊主になることを何度も嘆願し、上人になり、ナイジェリアで活動中、誠に変な風が吹いた翌日、短波ラジオを付けたら、ナバタメ上人が銃殺されたニュースが最初に入ってきた。
稀はその後3年ナベさんの後を継いで建設したという。

生まれは秋田、鳥海山のふもとの町、マサが羽後町と言うと、高校の頃はその隣の湯沢にいて、親父は羽後高校の農業関係の教師であったという、マサの通った高校である。
これはまた深い「縁」が動き出したぞ、話はインディアン、ホピ族に移り信州大鹿村の仲間たちと共にピースウォークを企画しているらしい
大好きな大鹿のすまちゃんがサンダンスに参加で渡米していると聞いた矢先である。
また彼は樹木、森の神聖に深く興味を抱いており、長野の戸隠山中で300年の古木に結界を張り祈りを捧げていたら蚊やアブなどが一切入って来ずびっくりした、樹木は歴史を記憶しているなどと語り始めた。
北海道の山奥で森にエロスを感じ交流し続ける95才で元気に「子どもの森」を主宰する徳村オジジと同じだ。
ネパール政府から献上された山林に入り、まずは3ヶ月ふもとの村から毎日通い、森に礼拝を捧げたのち、道を作り伐採等を始めたとのこと。
別れ間際「この入れ墨の弓には礼拝、矢には突き進むとの別な意味があったんですよ」と子供のような笑顔で語ってくれた。
その夜は朝まで眠れなかった。