百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

帰 農 人 2020  8/09 金持ちたちの金の分配が政治家の仕事だ   

帰 農 人 2020  8/09         
   金持ちたちの金の分配が政治家の仕事だ

 梅雨明け10日。やっと体が慣れてきたが、午後から風が変わった、夕刻になっても生温かな南風がねっとり体を包む。
マサが友人と夏恒例の九十九里での砂浴に行った。
今夜は一人、帰ってくるなり扇風機全開、ステテコも脱ぎ全裸、これしかない。でも、ビールの後はドブと焼酎のブレンドのお湯割りがおいしい、まだ本格的な夏バテはしていないのだろう。
参ってくると、氷を入れた牛乳割りになる、まだ麦茶も作っておらん、梅雨明けすぐに、ハウスに遮光資材を散布するのだが、ずうっーと降っていて、ハイ梅雨明けでは様々な仕事が間にあわなく、トマトは枯れた、せっかく夏を超える手間をしてきて、小さな実もいつになくついていたが、仕方ない。
今、冬用のブロッコリー芽キャベツ、白菜などの苗を育てているが、毎日の水やりのタイミングを一つ間違えると1日で全滅する、多品種を育てる以上毎日何かに追われている、今はもう10日遅れているアズキを播きたい、明日当たりはできるかな、
遅いのでできるかはわからない、黒豆は完全に遅れて種も廃棄、お盆前には田畑や道端の草刈りもしておきたい、周りの農家も同じ思いなのに、除草剤を多用する人たちが増えた、黄色く枯れた草の道をご先祖様たちは悲しむのではないのだろうか
大企業が金を吸いつくす経済が壊れ、草一本、虫一匹の価値を慈しむ人々の価値観の中で生活したいな。

 昨日いとこの49日があり、10時に間に合うように朝早くから直売所などの準備を急ぎ、ヤギをだし、ハウスの前で礼服に着替えお寺に直行、もう、ももしきやステテコとうもはいていないので直接ズボンをはいたらゆるゆるで落ちる、抑えながら到着したら、お経は終わる寸前、焼香をせかされ何とか間に合った。
納骨後の会食で残された息子が、なんか布団屋を継ぎたいような事をほのめかしているが、誰もが受け取らず、うち直しの機械の処分なの話しばかり、あの息子、ひょっとしたら、新しい布団屋を作りなおせるかもしれない、でも誰もが否定する、でも、でも、でも、なんか芽はないか。