百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

帰 農 人 2020  11/02 生姜が枯れてきた もうすぐ霜がおりる 

帰 農 人 2020  11/02
 生姜が枯れてきた もうすぐ霜がおりる   

ここひと月、フランスのマクロンさんがかっこよく出まくっている、まるで映画のように演出されている。
大統領は役者だ、心をこめて家族に伝えるように優しい言葉で説明をし、ウイルスに負けている事も認め、新たに実施されるロックダウンを丁寧に説明する。死を家族と共に迎えられるように漫然の準備をする。
祭の時は外出を許可するなどカメラに向かって一時も目をそらさず10分ほど話していた。
首を切られた先生はソルボンヌ大学に設置された荘厳でおしゃれな会場で国葬にされ、表現の自由に最大の敬意をはらっていた。その後に教会で3人が切られた後も宗教と表現の自由を力を込めて語りかけた。
4年間誘拐されて母国に帰ってきたマリでの慈善事業家がタラップを降り家族たちに迎えられるすぐそばでマクロンはそっと微笑んでいた、出しゃばらないのがすがすがしい。
EUでのコロナの再急増には驚いた、どの国も政策の落ち度を素直に認め、新たな自粛政策に入った。みんな大変だが助け合っている。それに比べ米国は滅茶苦茶だ。大統領も言うことを聞かないが、国民も自由すぎる輩が多い、それでもけっこうトランプを支持している国民も多い、国民の13%が地球は丸くなく平だと信じているのだから凄い。
戦争をしなかったとの評価もある、それはあるかも。
なんか最近トランプが可愛く見えてきた、ちょっと困った。数日後が楽しみ。


今年は農業インターシップの研修生がやたらと多い。
コロナで受け入れ拒否の農園も多いそうだが、真剣に農的生活を目指す人が申し込んでくるので断れないのだ。
海外協力隊の事務局で働く女性は先週。昨日からは大手ゼノコンの現場監督の56才の方が来ている。彼は2年後に早期退職し長野に移住し百姓になる準備をしている。2反の畑つき宅地に小さな家を建てる計画を進めている。移住先は3年前から探していたそうだ。連れ合いからの様々な要求を呑んでいくことに苦労を重ねている、その中に農業には金かけないとの事項もあると聞く。
それならいっぱい教える事がある。まかしてくれ、自信がある。