百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

帰 農 人 2021  2/22 そろそろヒナ人形を出そうかな

帰 農 人 2021  2/22
    そろそろヒナ人形を出そうかな

 昨年暮れから鳥インフルエンザ情報が毎週のように県から届く。10数羽であるがヤギと鶏の届け出は出している。くわしい様々な情報と要請が書かれている。世界で避難されているゲージ飼いは鶏の身も心も弱くする、病原菌に弱い、「アニマルウエルネス/健全に肥育」に沿い平飼いにすると卵は今の2,3倍の価格になる、でもそれが本当の価格なんだ。
30年うちの鶏に病気は出ない。いつも生まれたばかりのヒヨコを買うが、最近は宅配便で受け取る事が出来なくなった。たかが30羽に半日かけて東金まで行くのは負担である、そこで自宅で孵化させようと実験を始めた。うちのコタツは豆炭、朝晩に4,5個の豆炭を入れてるので常に暖かい。ここに入れておけばいいんでは?
多すぎるオスは若鳥として食べてしまえばいいのだ。毎朝とれた卵をコタツに入れる、30個を越した40羽はほしい、そして最初の卵を入れてから21日めは3月5日、うまくいけば11日先にはコタツの中からぴよぴよ聞こえるかも。エコーがあれば胎児みたいに見えるのにね、最初の卵を駒の様に回してみた、生卵より上手く回る、育っているかも、ウヒ。

 この土日に研修に来た35の女性は3人の子持ち、有機農業の世界で働きたいと強い思いがある、旦那が休みの週末にチビ3匹を頼んで農園に来る。話を聞けば旦那は青森の八戸(はちのへ)の酪農の家に育ったそうだ、また八戸だ。以前研修に来たマッキ―が「ゆめハァーム」をやっていて、夏に研修に来たジャパネットとNHKの夫妻は実家の近くで帰農しマッキ―と仲良くやり始めたみたい。3人目の「八戸」はこれも神様のはからいである気がとても匂う、面白く成ればいいな、こんな「縁」をじっくり育てればいいんだよね。
 オオタカは恋人同志で仲良く飛んでいる、バッケ(ふきのとう)も、もこもこ出てきた、春は突然全速力走り出した。
野菜の作付に焦るが、我慢、まだぶり返しはある。