百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

帰 農 人 2021  3/28 陰に咲く小木の紫モクレンが清楚だった

帰 農 人 2021  3/28
   陰に咲く小木の紫モクレンが清楚だった

 ハウスの春菊もそろそろ終わりだ。花を咲かそうと、ぐんぐん伸びる、そうわさせまいと早めに摘み取るが、追いつかない。
芽キャベツも春菊と同じく12月から3月まで毎日収穫ができる。これは露地だ。10月より出荷し続けた白菜も今週でおしまい、今はぶっといトウが立ち、菜花の王様、「白菜菜花」の収穫が盛りだ、なるべく芽を沢山出させないように脇芽は付け根からもぎ取る、ブロッコリーでも春菊などでも要領は同じだ。どんどん冬物が姿を消してゆく。 厳しい端境期の到来だ、でもハウスのエンドーたちの実が付きだした、これは頼もしい、空豆にも実が、でもこれは時間がかかる。

 ハウスの中でも路地でも夏物の植付が10日前から続いている。次々と苗もの種蒔きや苗作り。
一番の大仕事水稲の種蒔きは明日だ、6×40mのハウスが苗箱で埋め尽くされ、一月間目が離せない。味噌も最後の4樽(80㍑)目の仕込みが残されている、確定申告は何も手が付けてない、他の書類なども溜まっているこの時期に大仕事が入った。
「水路さらい」、桜が咲き、15日の放流が始まる前の土曜日の朝8時集合、草刈り機とクワを持った集団が5班位に分かれ田んぼの水路をきれいにする、斜面の草屋荒れた田などは焼き払う、300坪位を一気に焼くのは爽快だ、共同作業は楽しい、なるべく仲間に参加を呼びかけ5,6人は出していた。90過ぎのOさんが、博物館を定年仕立ての女性に「お嬢さん」と呼びかけていたのは忘れない。
8月初めにもう一度ある、これは苛酷だ、陰の無い田んぼで午前中作業し続ける、年寄りたちも元気でびっくりしたが、それも今や昔話になった。機械化や委託等で役員たちだけが動いている、手が足りなくなると電話がかかってくる、以前は全作業を任されたことも数年あった。
50人でやってた仕事が8万円だ。それでもありがたかった。今度は6百mのコンクリ水路の土揚げ作業、忙しいから断ろうとも思ったが、昨日試してみると以外と土などが少なく、困難ではない、5時間位で3万7千円、おいしい。でも筋肉痛がすぐに出ているね。