百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

帰 農 人 2022  1/05  新しき歳 嫁ふたり

帰 農 人 2022  105

  新しき歳 嫁ふたり

 新しい年を迎えた。今朝の出荷表に2022と書き込むのは新鮮だった、今年は22だ、21よりもすっきりしてよい。 大晦日の夕刻5時まで里芋掘りをしていて、残る大掃除は換気扇とレンジだけだった。
野菜たちを気持ちよく売り払い、正月の三日間は大いに飲んだ。子供たちとたくさん過ごせた、すっきりと昨日から寒風の野で身体が気持ちよく働いてくれる、良き新年だ。 でもいつものようにドタバタは付き物だ、元日に墓参りする前に、畑に行き、「紅菜苔」と「オータムポエム」の花を供える為につみに行った時スマホを落としたようだ、二日朝4時には桃太夫婦が初日の出、富士山参りに迎えに来る、夜9時ごろコタツから起き出して、目覚ましかけなきゃと思った時スマホの無いのを知り軽トラで畑に向ったら、すぐに久々のエンスト。マサのスマホで家にSOSをしようとするがスマホは言うことを聞かない。歩いて帰り、コジに車を引いてくれと頼んだら、もう風呂入ったからいやだと困った顔。百㍍先だからともかくと引っ張ってもらいコジの車で探しに行ったら、畑の中で音がしてOK。 その後いくら飲んでも眠れず2時に寝たら、3時にはマサが握り飯を作り出したので起きて4時出発。 あいにくご来光に照らされた絶景の富士が拝める足柄峠に着いた時には雲が多く、日の出もぼやけていた。でもその後、富士本宮浅間神社を参拝する頃には見事に富士が輝いていた。桃太の嫁さんの雅(ミヤビ)に思いっきりの富士山を見せたいとの願いは半分叶い、あとはモモに運転を任せ飲みだす。次の浅間山神社はご神体の建物がなく、絶景の富士の姿自体がご神体であった。その近くの白糸の滝を楽しみ、富士を左回りに半周し河口湖でホウトウを食べたら12時。ミヤビは青木ヶ原樹海で骸骨を見たいと望んでいたが、その後の高速の混雑を考え断念し一路帰路へ、それにしても不思議なおなごである。 夕刻にはイザナも嫁の「さらさ」を店のカフェに連れてきていた。彼女は猛烈なのんべだ、ミヤビも飲む、酒のみが少ない我が家に嬉しい仲間二人が嫁としてきた。感謝至極、こんなに嬉しい乾杯は今までで最高のカンパイ、だと思う。サラサにお別れのハグ、良き正月じゃ。