百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

帰 農 人 2022  2/28 独裁者の悲劇 プーチンは狂った

帰 農 人 2022  2/28
  独裁者の悲劇 プーチンは狂った

 シリア内戦はまだ終結していない、まだ街を爆撃し続けている。国のほとんどの都市を破壊しアサドは大統領として君臨する。敵がいるとして病院や学校を次々に爆撃し続けた。サリンも使ったしかし世界はそれを止めることはできなかった。プーチンはアサドを支援した。 ミャンマー軍の軍事顧問としてロシアがある。武器も売っている。ミャンマーの悲劇も世界は口出しできない、イエメンの内戦といっても、サウジとイランの代理戦争だが、これも止められない、武器と権力を持つものやりたい放題が世界中で目立って多くなっている。中国の東シナ海の占領も続く。こうした中「やったものが勝ちだ、その親分は俺だぜ」と言わんばかりにプーチンウクライナに進行した。大博打である、しかし今後のロシアは衰退か崩壊の危機も迫ってくる、ウクライナも世界中も混乱する。  秀吉の朝鮮出兵もこれらによく似ている。信長に仕えていたころは、よく考え無駄な戦は避け、緻密な策士であったが、太閤となったのちは大名たちの妻や姫を幾人もてごめにし、キリシタンは磔にし、意見をいうやつは殺した。李朝朝鮮に道案内をさせ明国と闘うと野望は誰もが首をかしげたが、誰も逆らえなかった。そして戦が始まり、日本も敗退し、朝鮮もぼろぼろにし、明も衰退し清朝に滅ぼされる。秀吉の野望は三国の衰退、つまり民を飢えさせただけだった。 独裁政権は必ず大きな悲劇を生む。ジャーナリズムがしっかり生きているかどうかが、それぞれの国の尺度になる。反政府系新聞社をことごとくつぶしたトルコのエルドアンも要注意。サウジ王朝も強権で民を支配し、ブラジルのボロソナル大統領は批判など屁のごとく無視しアマゾンを焼き尽くす。日本も環境問題が盛んになった80年頃から電力会社が先頭に立ち、反原発有機農業、化学物質の害への抗議などの活動を潰そうと計画し、見事にジャーナリズムを金で黙らせ、学者達の口もふさがせた。利権の天下をとった自民党の横暴は安倍政権がその象徴であった。悪いことしても逃げられることを知っていた。
プーチンとどこが違うのか、そして日本は文化も経済も転げ落ち、自殺者が異常に多い貧しき国となった。でも立て直せる、いつか良き国になる。毎日祈るしかない。