百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

帰農人  2022  3/27 歴史は語る

帰農人      2022  3/27
  歴史は語る 

 昨日運河の朝市でいくつか開いた桜を見たが、今日はあちこちで3部や5部の花盛り、気の早い桜である。ゆっくり咲いてくれないと気忙しくてしょうがない、江戸川の土手も菜の花も満開間近、これも見事な咲きっぷりだ。この時期、虫がつく葉物やキャベツなどは、丁寧に防虫ネットを張らなければ「チョウの大生産工場」に簡単になる。普通の畑でネットも張らずにどんどん植え付けしているがとてもうらやましく見える。仕方ないのだ。とても忙しいこの時期「インターシップ」の研修生は来ない。年度変わりで受付組織も変わるからだ。以前は朝早くから夜遅くまで仕事してたが、今はできない。本やテレビも見ないとその一日の生活はおさまらない。今、司馬さんの「翔ぶが如く全8巻」を探索中。明治維新前後から西南戦争西郷どんが倒れる位までの日本政府の様子を詳しく知ることができる。まだ力のない政府が武士という職を失い爆発しそうな圧力を「天皇」の統帥権でまとめ、台湾や清、朝鮮への出兵等でまとめていく、それが悲惨な大戦の敗北につながり、今日の日本のみじめな在り方も確実につながっている。なぜ今があるのか、ちゃんと日本人は勉強しなければだめだ。でもそれは政府も教科書も許さない。 ロシアではテレビ局員が「今政府が公表している情報は嘘です、信じないで」とアピールしたが、自由にモノが言えない、国民をだまし続けている現状がある日本はロシアと何ら変わらない。日本政府もプーチンも同じ権力の亡者だ。ともかく「核装備」がしたくてたまらない姿勢は断固として崩れない、馬鹿だな。 でも今回ウクライナのことで、亡命者をわずかながら受け入れ始めた、これは小さいけれど大切な一歩。同じ観点からアフガン、イエメン、ミャンマーなどからの難民を受け入れる法的根拠ができ、支援活動も活発化できる。日本はもっともっと国際救援活動を活性化させるべきだ、人材はいる、そしてさらに大きな人材を育てることができる。そして国民全体の世界の認識能力が上がり、教科書認定なんか早く廃止し、自由で本当に役立つ勉強を子供たちに与え、国民一人一人が大人になるんだ、家族も隣人も仲良くなり、世界とも仲良くなる、よき国に素敵な国にしよう、絶対できる、道は長いけど。