百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

帰農人    2022  8/14   応援団勢揃いの甲子園はやっぱりいい

帰農人    2022  8/14
  応援団勢揃いの甲子園はやっぱりいい

数日前「今月いっぱいで直売所を撤去してください」と突然の電話が。昨年の5月にその障碍者施設の前に無人直売所を設置した。それまでは障碍者が働く農園の野菜を売っていたが、ファミリーマートで販売するからと野菜を持ってこなくなったところで、もってこいの話だと喜んでくれ、売り上げの10%の場所代も大変助かると関係はうまくいっていたのだが、、、、。障碍者の農園から横やりが入ったのだろう、詳しくは協会の運営方針として決まったと言葉を濁す。スタッフ一人分の給料分が突然消える、その日は落ち込んで家に帰ると、弟の娘二人が3人目と4人目が9月と11月に生まれるとのことをマサから聞いた。「おじさんはつらいね」と6万のお祝い金が飛ぶのを笑われたが、良かったねと素直に喜べない、撤去事件の報告、その晩はともかく呑んで寝た。 翌日直売所に報告のチラシを作ろうとしているとマサの実家から姉さんの電話が。マサもうれしそうな相槌で姉さんの声の質もいつもと違い穏やか。姉さんの子供である若夫婦にやっと子供ができたようだ。結婚して13年になる、安定期に入ったので連絡が来た。こんなにうれしい事件は久しぶりだ。マサの兄夫婦は治療にだいぶ金をかけたが子ができなく、里子をもらい育てたが、その子も結婚し嫁が家に入ったが中々子ができず、、、。マサの実の兄さんが亡くなってもコロナの影響で葬式にも帰れていない。これでは秋田の家との関係はなくなってしまう、つまんねぇなと思っていたが、これで縁が細々とつながっていることを確認出来て嬉しく思う。孫をよく面倒を見ていた亡くなった婆ちゃんもさぞ喜んでいるだろう。
 前日の地獄と今日の天国。そして昨夜は6人目の末っ子の貝人が泊まりに来た、同級生の結婚式だそうだ、歌舞伎町で真剣に生きている貝人の話は面白い、つい飲みすぎてしまった。今朝は珍しく二日酔い、台風通過後の蒸し暑さは辛いが研修生も来ているし、午後からは東大の大学院で都市環境学を研究している米国人のジャックが友達を連れてくるという。来たのは流山育ちの24才の女の子、やたらスピリチュアルな霊的話や波動やヒッピーが大好きな変わった子、「仙人と出会えた、本物のヒッピーに初めて会った」と大喜びしている。でも思い込みが強すぎてとても危うい、でも出会った。 落ち着かなく、ドラマチックなお盆である。