百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

帰農人    2022  9/12     毎日のチェックは 天気と大谷とウクライナ

帰農人    2022  9/12  
  毎日のチェックは 天気と大谷とウクライナ

 夕闇が早くなった、数日前から稲刈りを始めたのだが、軽トラに乗せたコンテナに入っている400㎏ほどの米を乾燥機に搬入するこまめな作業時にはかなり暗くライトが必要になってきた。 半年放ってあった登山用のヘッドライトに電池を入れなおす。これから半年以上は大切な仲間だ、気の早い彼岸花も咲き始め、確実に秋に入ったね。

 今年の田んぼも結構草が多く、稲刈りもすいすいとは進まない。あまりに草が多く倒れているような田んぼはそのままコンバインで枯れないので、小さなバインダーという機械で刈り、少し乾かして脱穀する。 今日も沖縄から来た琉球大の研修生にその作業をやってもらっていたが、突然機械が燃え出したと連絡があり、駆け付けると、確かに燃えているが爆発の危険性はないようなのでバケツ一杯の水で火は消えた。まだまだ活躍してもらいたいのですぐに農機具屋に運んだ。 エンジンは大丈夫だが、周辺の部品が燃えているので取り換えれば使える、でも30年以上古い機械、部品があるかどうか、またない場合エンジン丸ごとの交換だが、その形のエンジンがあるかどうかも分からない、答えは明日わかる。どうかありますようにと祈るしかない。

 数日前、岸田政権が大豆と麦の増産と堆肥の活用を今後一年かけて審議すると発表した、大変な世界情勢の中での判断だが、なぜ一年も審議する、世界各国は日々こまめな政策返還をして対応しているのに、なぜそこまでして米国の顔色をうかがいながらしか動けないのか、まだ何とかしのげると思っているうちにどんどん事態は悪化する、いい加減の農業自給国に早く舵を切れ、当たり前のことである。それができない事情を素直に国民に報告すべし、そこからしか日本は始まらない。

 新しい直売所が開設され最初の1週間は千円前後、数日前から2千円代に乗り出した、やっと少し客が突き出し、少し一安心。 昨日、くるみと桃太が作ってくれた見事な看板が設置された、その看板だけでその地の「気」が大変浄化され、活気づく思いがする、新たな聖地よ、生まれよ。