百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

帰農人    2022  10/23   夜空の星が輝き始めた 秋が来た

帰農人    2022  10/23 
 夜空の星が輝き始めた 秋が来た

 寒くなりだした今週の頭より朝晩、薪ストーブに火を入れ始めた。昨年は薪がなかったので石油ストーブを使っていたから薪は2年ぶりになる、やはり心が落ち着くね。

 根菜類を中心に野菜の価格が高騰している、天候不順が響き品薄になっている、今まではすぐに大量輸入し、価格を下げていたが今は中国の食糧消費の増大で簡単に輸入できなくなっている。 20年前に日本は、世界の農産物輸入の40%を占めていた、そのころ中国は2%ぐらいだったが現在は30%を占めるようになり日本は20%だ。世界の生産量も増え輸出額も3倍に増えているから、日本の輸入量はほぼ同じだが、中国は豚肉と穀物(家畜の餌も含む)では全世界の輸入量の50%だ、中国は肉、魚をバクバク食いだした。でもここ40年は世界の食糧を食い荒らしていたモンスターは日本であり、様々な飢餓の原因の一つでもある。 今年初めから日本政府は輸入がままならん事を感じ急に国内自給率を上げようと躍起に騒ぎ出した。最近は下水の汚泥から肥料を得ようと研究を進めよとのことであるが、以前より日本の下水の汚泥に含まれる水銀などの重金属が多く厄介なのだ。日本人は化学物質が大好きで、農業でも大量に使うが、人が薬として化学物質を取り込む量も極めて大量であるのだ。プラスチックを減らそうと大騒ぎしているが、様々な化学物質の製造量は増加しており、その影響は特に子供たちに現れ、小さな様々な障害が増加しているが、そのような研究には予算が削られ、マスコミも企業に忖度しなるべく騒がない。欧米では騒ぎまくっているのに日本は無視、中国や韓国のほうが監視や研究が進んでいる。早く変われ。

 米国では経済が崩壊状態のベネズエラからの難民が押し寄せている。南部の苦境の州ではもはや受け入れきれないと難民をバスに乗せ、難民の受け入れに対して積極的なニューヨークにせっせと送り込んでいる。南部の共和党の嫌がらせだ、NY市は予算も厳戒なのに暖かく迎え続けている。その難民の2割ほどしか申請は通らないが、その他の人も「種類を持たない人たち」として援助を続けている、なんとも暖かい政策である。またコロナで失った人材を埋めていくというしたたかさもある。したたかだ。