百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

帰農人    2022  10/30   岸政権では日本の衰退を直せない、確実に日々衰退する

帰農人    2022  10/30 
 岸政権では日本の衰退を直せない 
          確実に日々衰退する

 数日前、やっと黒米が登熟した。米の刈時は米の穂の茎が穂先から枯れだすが、半分以上が枯れて来た時だ。青々としていた穂の茎が一気に黄色くなり始めた、もうモミに栄養を送らないという合図である、夕方に先に燃え上がり修理したバインダーで7,8週試しに刈ってみた、機械は調子いいし、ぬかるみもひどくなく何とか進む、黒米もよく育っている、量は多く取れそうだ、明日水路脇の柵に干し上げる、百m近くになるだろう、1週間ほど天日干しして脱穀、籾摺りだ、待っているお客さんたちも沢山いる、もう少しだからね。

 自民党はどうしても原発が好きだねー。新しい形の安全な原発を開発すると、核融合の研究費も上げている。40年で期限切れの原発を60年使うという、当面は原発でエネルギー代は安くなるが、何千年冷却をし続けねばならないコストは莫大なものになる。発電するとウランが燃え、副産物のプルトニウム達が生まれる、この困ったちゃん達が放射能ビームを出させなくする研究は全く進んでない。宇宙へ放出もありだと思うけど、一度でも爆発したら地球は終わる、また1㎏の物を打ち上げるのに3百万かかるという、岩盤に歪みが少ない西欧では地下貯蔵の可能性もあるが、火山国の日本では地上の保管しかない、使用済み核燃料の棒は各地の原発にあるプールで冷却保存されている、そのプールも7,8割ほどの満杯状態であり、外から電気が来なくて、自家発電も止まれば、温度があがり核分裂が始まり爆発する。細かい羽根を多数生やした空冷の保管容器も開発中、それより問題なのが廃棄核燃料棒の再処理だ、プルトニユームなどの狂暴なのを集めて濃縮するのは研究程度しかできず、フランスに頼んでいた。大量のプルトニウムの輸送の船の航路は隠密で、しかも自衛隊護衛艦が守っていた。 30年ほど前に処理された濃縮核廃棄物が「アカツキ丸」が東海村にいついつ入港するとの確かな情報が拡散され、接岸する港の丘に数百人のシュプレヒコールの声が響いた。円筒形の容器はでかかった、その濃縮されたのをガラス固化する施設が六ケ所村にあるが失敗の連続で長く停止されている、日本再生への道の一つに「電力会社の解体」がある、最大の金づるだ。