百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

2016/12/24 神はおりたなぁ~、ずどんと来てる

3人の神主さんが地開きの儀式をした。「ニホンミツバチ光の森」への神降ろし。
冬至の次の日、次の日からの重なったイベントへの野菜の収穫は馬鹿多く、でも彼らの紳士な姿には背を向けられない
仕事を中断し儀式にルミちゃんと参加、他に仲間が一人、地域の人のはあえて呼びかけなかった、地主さんもまだ色々と迷っていて大げさなことは避けたかった。
まして自分が参加できるか微妙な中で、仲間にも声をかけられなかった。
でも神主が3人そろうとそれはそれは神々しく、1時間の儀式も立派であった、終わる直前にさぁーっと雨が通った、まことに神のお計らいと思えた
儀式の間、「こんなに素晴らしい儀式に人を呼べなくて、ごめんね、でも~」と心の中で繰り返した、また自分なりに、天と地をつなごうと「メビウス気流法」で背筋を伸ばし、和らげたりしていたら、なんか頭がおかしくなった、
式が終わった後、なんか頭がに気が登り、ろれつが回らなくなった、その日は終日なんかおかしかった、そしてそれがまだ数日どこかに残っている気がする。 
来年畑周辺に100坪ほどの森が3ヶ所、ニホンミツバチミツバチの巣が置かれる、こんな恵まれた田畑が国内でいくいつあるのであろうか。まことに恵まれすぎる事である。
生態系は劇的に変わるであろう
神事をした2つめの森へも式の前日犬小屋みたいな大きな「フクロウの巣」をかけた、うまく使ってもらえたら2月頃には営巣、なんか楽園、イヤ、聖地つくりみたい
だから慎重に、部落の人たちの夢は土地開発、オラたちは邪魔者、
でも、だから、さて?

16/12/17 豆炭炬燵

 

豆炭コタツを使い始めて20年にもなるのだろうか。

とても心地よい暖かさで大好き、幾度子供たちが朝まで寝ただろうか、誰も風邪などひかなかった。

そのコタツも秋田で使ったお古でその後20年も使ったのでとうとう底に穴が空き、トタンを当てて使っていたが、マサが婆ちゃんの顔を見てくるというので買ってきてもらった。

東北では普通に売られているのだ。今もミツウロコの宣伝がラジオから流れている。 

新品は凄かった、まるで構造が違う、安全で効率が良い、3,4十年すれば進化するよね。

少ない豆炭で非常に暖かい、冷え切った下半身を芯まで温めてくれる。ほとんど「半身浴」

冷え切った朝も、まず起きてもぐりこみ、一服すれば動き出せる、豆炭は1個6円、朝夕4個づつ仕込めば極楽の24時間、炭なのでCO2への問題もない。 

フランスでは「薪ストーブ」の普及に乗り出している。エネルギーと温暖化、山間地の経済発展の為である、熱効率の良いオシャレな薪ストーブが次々に商品化され都心部での普及を加速させている、

原子力発電最大手の国でも新しき世界のへの模索は真剣だ、何故に日本という国は変化を拒むのであろうか、様々な現権力へのあまりにもの配慮がこの国の夢や希望をことごとくぶち壊す。

政府がこの体たらくを続ける限り、国民の希望力、想像力は低下し続け、様々な悲惨な事件が増価する。

ここを解らない政治家や行政やマスコミは早く地獄へ行けと、毎日祈祷しようかな、いや、ヒッピーは花を贈るんだ、

さて?

 

2016/12/10 ワイルドハニー立ち上がる

 畑のそばに「ニホンミツバチ」の巣箱を置く佐藤君ことサトミツが「流山A群採密」とラベルにある蜂蜜を持ってきた。なんだか抜群に美味い。
よく畑にきて収穫中の手元のシシトウの花などにいたので日々付き合っている仲間だけに、あいつらの蜜かと思うといとおしい、「A群」のAは「アチ」だという。
勿論うちの畑のだけではなく、周りのセイタカアワダチソウなどの蜜も入っている。
来年は100箱ぐらいまで増やし、オーナー制や鉢箱作りから採蜜までの研修会や様々なイベントをやりたい」とまくしたてる。
蜂を始めて6年、「これで行ける」のが解り、蜂の師匠は広島の神主さんで、その縁で彼も神主になり、最近は仕事が増え、本業だったJコムの配線業務もかなり減らせ余裕ができたそうで、50才になる来年に勝負をかけるみたい
昨日は松戸の先輩女神主さんや仕事仲間と森の草刈りやフクロウ用の大きな巣箱を高い木の上に設置していた。
ともかくみんなに伝えたいのは「自然崇拝」と、誠に神道使者としてカムナガラの道を説く
大いに結構、でもちょっと鼻息が荒いのが気になる
あわてないように、でもどんどんがんばれとサポートするのがオラの仕事。
来年は鳥年だけどうちは蜂年になりそう。

家族の中で常に一緒だった長男圭太が新しい店の上に移り住み数ケ月が過ぎた。
頼まれた空気タンクの溶接修理を終えた後、100mほど離れた道から畑に向かって「タンク治ったよー。ありがとう」と大声で、心にぐさっと来た。

2016/12/04 世界の悲鳴が届く今

やっとこの冬最初の餅をついた。今年は良質のもち米が大量に収穫できたので、この冬は餅で遊びたいな。
乾かして揚げ餅もやりたいね。次は「糀」だ、まずはドブロクに塩糀を仕込む。
大変だった玉ねぎの植付も明日には片付き、夏秋用の長ネギを植付け、里芋を掘り出せば、大きな仕事は終わる
大豆や黒豆の収穫をし、薪を片づければ大体正月を迎えられる
家族や仲間に大事がなく、身体も動けば、この気忙しい年末の日々は見事なくらい光り輝く、師走は大好きだ。本当にありがたいことである。

でもでもでもシリアのアレッポイラクのモスルの毎日の悲劇が頭から離れない、
全世界の人たちが日々映像と共に状況が伝わる中、誰も止めることが出来ないなんて人類史上はじめての悲劇が進行している。
打開すべく欧米の首脳たちは盛んにプーチンに抗議し活動をしてるが今回のロシアは見事なくらいに強引に侵略を進めている。
日本は米国の僕なのにロシアに何も抗議の姿勢を見せず、ロシアに何とかすり寄ろうとしてる姿を欧米はしっかりと見ている。
確かに北方4島の返還交渉は大事な物だが、今毎日、世界から見捨てられ、絶望の中、殺され逃げ惑う民に手を差し伸べる事が最優先だ。
ちゃんとロシアへ抗議し経済封鎖も仕掛けないから甘く見られてるんだ
日本は自国の事しか考えていない子供みたいな国なのだ。本当に情けない。
もうアレッポは悲劇の最終段階を迎えている。
何故もって前に、せめてロシア大使館にでも抗議のデモを仕掛けられなかったのか。

2016/11/27 オラ歌ってない

「誰もいなくて、さみしくてさみしくて」と竹ワラ講座の次の日、ルミちゃんはが言った。
はっとした、俺は遅れた農作業をどの様にこなせるかに頭が一杯、祭りの余韻も味会えないほど感性が鈍っていることが悲しい、
以前は「祭りの後のさみしさは、死んだ女にくれてやろう~」と拓郎の歌を必ず口ずさんでいたのに、情けない。
 霜が降りる前に積雪と氷点下の到来、とんでもない冬の幕開けだ。地球の温度は過去最高を観測し、北極の海氷も記録的に溶け、蓄積された低温パワーをシベリアに吐き出し、シベリア寒気団が大きくなりヤポネシア(日本列島)に垂れ下がってきた。
これから春までどんなドラマがあるのだろう、油断できないね。
あわててさつま芋と生姜を掘ったが、ピーマンや万願寺、もやられ、ハウス内のパプリカのダメージは大きい、
葉物たちもそれなりに、高値続きの野菜が回復し値下がりし始めた時にこれでは、たぶん年内高値は続くだろう。便乗値上げはしないから安心して。
「貧乏でも買える有機野菜の普及」を目指すから、たぶん死ぬまで目指す。
 数日前ベトナムの議会が原発建設の予定を却下した、予算が足りないそうだ、すでに受注していたのは日本とロシア、凄く良いニュースである、
インドとトルコ?で進めている原発輸出もダメにならないかな、毎日祈ろう。 
なんだかNHK内の流れが変わってきたみたい、大本営発表的存在は嫌に決まっている
あとは朝日新聞だ。

2016/11/18 明日は祭り 畑で祭り

やばい、明日朝の雨が早くなったという気象通報、コッコ用の米が濡れる。
虫が湧いたのでとの米をもらい、天日にあて、虫だしの取り込みを忘れていたのだ。
 明日から2日間「竹、ワラ細工の講習会」がある、今日一日最低電の準備をした、友らも手伝いに来てくれた、
あと少し準備を済ませ、速く寝るのみ、できれば録画のTVでも少しは観たいと思っていたが、濡れている米を思いながら祭りを始めたくない。
取り込みに行き、帰りがけ人を送っていたのでできなかった糠とりもでき、ちょっとすっきり、あとは朝4時に気持ちよく起きられたら、気持ちよく祭りが始まる。  
ワラ細工のあまよかしむは数日前、夜道で歩行中当て逃げされた。腕とミラーが当たったらしい、
凄い音がしたのに、
車は走り抜け、うずくまる姿にも後ろから来る来る車たちが誰も止まらず、うす情けを痛感したそうだ。
ちゃんとチカチカライトを照らし歩行帯なども遵守していたのにと気持ちは収まらないみたい。
ムーミン村の住民みたいな彼女が繊細にルールを守っているのが意外だった。
ともかく進めた「里芋パスター」がけっこう効いたらしく、腕は大丈夫とのこと。色々あります、
オラも先日、圭太から頼まれたポンプに空いた穴なの溶接を頼まれ、頑張っていたら目が焼けた。
「雪目」だ、快晴のスキー場で目を焼いた症状と一緒、ヤバい、講習会まで引きずりたくないと切望した。
目の奥はまだ思いが涙は止まった。なんとか日々を越せるのがとてもありがたい。

2016/11/13 ユーザー車検 数万浮くよ 簡単

明日は大雨だというので軽トラの車検予約を入れ、翌日雨の中、泥をざっと落とし、基本的な所を確認し検査場に向かった。
バックライトが切れていた、これは何回か見落としている、あと車軸のカバーが破れていたので検査場の前にある修理工場で直してもらう
大ごとではない限りここで大抵すぐに何とかなる。
再び検査場ラインに入ると70才くらいのガイドさんが細かく指示をくれる。「はい、もうすぐ検査員が来ますので待っていてくださいね」、「もう少しサイドブレーキを強く引いてくださいね、ほーら合格しましたよ」などととても丁寧、素人のユーザー車検が急増しているのだろう、毎回優しさ度がアップするのは感じていたが、手取り足取りのガイド爺さんは初めてだ。
ユーザーの言葉もないはるか前からもう30年以上車検こなしている身にとってはかなり厚かましく感じるが、良いことだと思って「はい、ありがとうです」を繰り返した。
書類の書き方が厄介なら二千円位で代書がありますし、検査の実際もいつでも見学できます。
近くの検査場のホームぺージで予約し、検査場で申請書を買い、重量税の印紙(軽では8千円)を貼ってもらい、記入し(用紙によってボールペンと鉛筆書きがあるので確認、千四百円)、ラインに並べばOK。納税証明とハンコと次の車検までの自賠責を持参すればいい
今回「定期検査を受けてきたか」と初めて聞かれる、「はい」というと書類」もないのにスルー。
車の説明書についてる検査用紙を真似し書けば何も言われない。