百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

2021-01-01から1年間の記事一覧

帰 農 人 2021  12/27  霜柱が来た、さすがにみな凍るね

帰 農 人 2021 12/27 霜柱が来た、さすがにみな凍るね 77㎏のもち米をついた。6時に火をつけ8時から餅つき、その合間に直売所などの野菜を並べてくる。8時前、娘二人と友人夫婦が到着、玄米と白米ののし餅、よもぎ餅、あんこもち、お供え作りが始ま…

帰 農 人 2021  12/19  もうすぐ正月、三日は休めるぞ

帰 農 人 2021 12/19 もうすぐ正月、三日は休めるぞ 今朝、この冬初めての氷点下、-3.6℃、やはり初めて氷が張った。野菜たちにはまだ被害は見られない。昨年は-6℃が二日続き多くの野菜が霜枯れた。氷点下近くが数日続くと野菜たちは糖分を作り寒さ…

帰 農 人 2021  12/13  気をつければもう仲間たちと飲めるんだね

帰 農 人 2021 12/13 気をつければもう仲間たちと飲めるんだね 今まで軽トラのエンジンがよく止まったりした。交差点だろうが細い道だろうが平気で止まるので、その都度慌てて、押して移動させたりした。少し時間を置けば大体かかるが、時々牽引してもら…

帰 農 人 2021  12/05また鍋を焦がしてしまった、大掃除も始められないのに

帰 農 人 2021 12/05 また鍋を焦がしてしまった、大掃除も始められないのに 玉ねぎの植付は障碍者農園「ゆめファーム」の応援もあり一気に進み、あと少しである。2週間の研修の最後の日の今日の夕刻前、玉ねぎを二人で植え付けてると知らぬ車が止まり運…

帰 農 人 2021た  11/28 澄み切っ青空の秋 珍しい

帰 農 人 2021た 11/28 澄み切っ青空の秋 珍しい 長芋の収穫が終わった。1mほど掘り下げ、柔らかな芋を傷つけないように掘り取るのは遺跡発掘の様な慎重な作業を要する。30㎝間隔が2列50mを掘り取る前に重機を借りてガバッと横を掘り取れば作業…

帰 農 人 2021  11/22 障害ファーマーとの付き合いが始まったね

帰 農 人 2021 11/22 障害ファーマーとの付き合いが始まったね ここ1週間は仕事終わりの夜空に、だんだん太ってゆくお月さんが「ご苦労さん」とねぎらってくれた。ただラストを飾るはずだった月食は雲に隠れてわずかしか拝むことが出来なかった。明日か…

帰 農 人 2021  11/14 まるっきり虫の音は途絶えた 冬はそこ

帰 農 人 2021 11/14 まるっきり虫の音は途絶えた 冬はそこ 澄み切った夕闇の中、一番に輝きだす火星と金星、そのそばを月がめぐり、何ともいえぬありがたい気持ちが湧く。数日前、金星のすぐ上に下弦の細い月があり、次の日は火星と金星のまん中、昨日…

帰 農 人 2021  10/17 むしのこえもかすか あきの後半

帰 農 人 2021 10/17 むしのこえもかすか あきの後半 昨日の自分が映ったアド街は見るのが怖かった。監督があまりにも農業を知らず、まして有機などは治外法権、環境問題もダメ、「流山はどんどん開発され豊かな暮らしができていいですね」などぬけぬけ…

帰 農 人 2021  10/03 虫の声と程よい寒さは哲学の

帰 農 人 2021 10/03 虫の声と程よい寒さは哲学の 里芋とさつま芋を先週よりせっせと掘り出した。どちらもまだ十分には太りきってはいないが、かなり多く作付してあるので野菜の少ないこの時期、日々の販売額を増やすのに、大いに助かる。里芋のデカい親…

帰 農 人 2021  9/27  秋なのに盆と正月

帰 農 人 2021 9/27 秋なのに盆と正月 我が借家は何年も前から3ヶ所の雨漏りがあり、大家さんに催促しても修繕してくれないので、いつか自分で修理しようと常に思っていたが、休みの無い百姓生活が続き困っていたところ、3男の桃太が直してくれた。仕…

帰 農 人 2021  9/20  本と月とおねえさん

帰 農 人 2021 9/20 本と月とおねえさん 叔母の葬儀が土日にあった。斎場は近所で、毎日その前を数回は通る。斎場側からその道を眺めると妙に新鮮でその道自体が愛しく感じた。父方の葬儀等は酒盛りでにぎやかだったので、その伝統は守りたく思うが、コ…

帰 農 人 2021  9/13 曼珠沙華が咲きだしたね

帰 農 人 2021 9/13 曼珠沙華が咲きだしたね 「ヤギのそばで作業している姿をこの辺で」との要望が。じゃあネギを抜いてきて皮でも剥きましょうとセッティング。そこに撮影班が「こんにちわ」と現れる。昨日からテレ東のアド街ック天国の撮影が始まった…

帰 農 人 2021  9/06  今は見つめ祈るしかないアフガン

帰 農 人 2021 9/06 今は見つめ祈るしかないアフガン 先週は熱波であえいでいたのに、ここ1週間は毎日雨ぶくみの寒さが続きいている。 キャベツなどの定植には水やりの仕事が省けありがたい、また雑草もスポスポ抜けるので草で覆われたネギ畑の草取りも…

帰 農 人 2021  8/31 ある意味で世界が正直に動き出している

帰 農 人 2021 8/31 ある意味で世界が正直に動き出している この夏は寝苦しい夜を感じなかったので、寝しなの扇風機は使わなかったが数日前に初めて使用した。 35度が昨日まで続いた、さすがに昼を挟んだ数時間の作業は苛酷だ、軽トラにわずかに出来る…

帰 農 人 2021  8/22    仲間たちと少しでも会わなくちゃ

帰 農 人 2021 8/22 仲間たちと少しでも会わなくちゃ 5年前に1週間位研修に来た「自由の森学園」の高校生が訪ねてきた。 来年大学を卒業した後は「子ども」と関われる仕事をめざしているそうだ。バイクの中型免許を取ったので初めての遠乗りの地に選ば…

帰 農 人 2021  8/16 世界に警察はいなくなった日

帰 農 人 2021 8/16 世界に警察はいなくなった日 お盆全部が雨など今まであっただろうか。気温も19℃、寒い。厚手の股引と靴下2枚をはいて畑に向かう。盆でも研修生が2人来るので休めない。 昨日も今日もハウスの中で玉ねぎの選別作業、けっこう腐っ…

帰 農 人 2021  8/09 無観客、解説もない試合はど迫力

帰 農 人 2021 8/09 無観客、解説もない試合はど迫力 夏になり、家の南側に位置する大木数本に葉が茂ると地上波のテレビが映りにくくなる。風や雨などでも調子が変る。(アンテナだからね) 大木たちは2mほどの土手に生えている「野馬土手」だ。野馬土…

帰 農 人 2021  8/01 今年の夏は長い。コロナと五輪で消耗も激しい

帰 農 人 2021 8/01 今年の夏は長い、 コロナと五輪で消耗も激しい 梅雨明け10日、暑いけど、風があり、時々の雷雨。1日中働いているがまだ熱中症気味は最初の2日だけ。でもまだ8月1日。ビールも飲み過ぎて冷えているようで、身体はドブロクのお湯…

帰 農 人 2021  7/26  ナベツネは現役だ

帰 農 人 2021 7/26 ナベツネは現役だ だめだ、帰ってくるとオリンピックから離れられない。どの競技をみてもそれなりに面白い、昼飯の時、男子スケートボード競技中、ヤンキーのような話し方をする解説者が話題になった。数年前にスタッフだったユウの…

帰 農 人 2021  7/18 世界も田畑もぐるぐる、おちつかないなぁ

帰 農 人 2021 7/18 世界も田畑もぐるぐる、おちつかないなぁ 梅雨明け三日目、昼過ぎにはかなりフラフラしてきた、小便も黄色い、軽い熱中症かな、でもまだ風があるので助かった。午前中のハウスでの収穫は辛い。 トマトの各種類、キュウリとインゲン、…

帰 農 人 2021  7/11 開放的な夏は今年もお預けだね

帰 農 人 2021 7/11 開放的な夏は今年もお預けだね 昨夜8時ごろにもの凄い雨と雷が1時間ほど続いた。花火の様に満天に輝き地響きを立てる落雷に家の縁側で見入ってしまった。先ほども一間ほどの土砂降りがあった、梅雨明け前の雷だ、酷暑は目の前だ、…

帰 農 人 2021  7/04 一番古い美浜原発再稼働は事故が続くだろう

帰 農 人 2021 7/04 一番古い美浜原発再稼働は事故が続くだろう 7月は一番多くの野菜を出荷できる稼ぎ時。収穫や出荷に多くの時間をさかれる、でも次の野菜の準備や除草作業もあり、追いまくられる毎日だ、そんな中トラブルもよく起こる。 2日にあった…

帰 農 人 2021  6/28 野球の神様 ありがとう

帰 農 人 2021 6/28 野球の神様 ありがとう 一日中野球の事を気にしている、これは大谷がいけない。 メジャー史上最高のプレーを続ける姿は少しでも見たい。日本野球界にとってこれほど大きなご褒美は初めてだ。 楽天イーグルスの勝敗も気になる、分裂し…

帰 農 人 2021  6/19  神は あそんでるから

帰 農 人 2021 6/19 神は あそんでるから ドイツのテレビで夫婦別姓制度が誕生して30年の特集を見た。ドイツでは夫の姓を継ぎ、家系を守るのが伝統的で、現在でも別姓は20%位、メルケルも別姓だ。40年前八百屋を始めた頃に仲間の先輩に別姓の家族…

帰 農 人 2021  6/13 窓からの風が心地いい 夏の始まり

帰 農 人 2021 6/13 窓からの風が心地いい 夏の始まり 大遅れの田植えに、間に合わない畑仕事。身体も心もかなりまいっていた。髪の毛も重くなり、この所ある思いで首にかけている数珠が肌をこすり痛い。もう半月ぐらい風呂に入っていない、今夜は入ろう…

帰 農 人 2021  6/06  絶望の中{天安門}の集会を試みる香港の民はエライ

帰 農 人 2021 6/06 絶望の中{天安門}の集会を試みる香港の民はエライ スマホに変えてひと月がたつ。まだ操作がおぼつかなく、変なボタンを押してしまって知らぬ間にドライブモードになってたり、ライトがついて電池が無くなってたり、ラインの使い方…

帰 農 人 2021  5/30  辛い日々に希望の兆しが

帰 農 人 2021 5/30 辛い日々に希望の兆しが 誠に心の重い5月であった。一つは水稲の苗の失敗、新しい播種機を購入したので、とても精度の高い調整ができたので、田植えの時に苦労しない様にと、極力土の量を少なくしたのが原因だ。発芽はよかったが、…

帰 農 人 2021  5/23 やっぱり神様は面白いことをたくらんでくれる

帰 農 人 2021 5/23 やっぱり神様は面白いことをたくらんでくれる 朝仕事を終え店に行くと娘たちが待ち受けていた。ハイと熱いタオルを渡され顔を拭けという。さすがに今日は久々に顔は洗ったと言ってもスルーされ、首を拭かれ、さらに髪と髭を櫛を入れ…

帰 農 人 2021  5/16 インドのラジヲが聞けるなんて 感謝

帰 農 人 2021 5/16 インドのラジヲが聞けるなんて 感謝 国内では英国型の変異株の猛威に振り回されているが、英国では6月には日常が回復する予定だったが、今度はインドの新コロナに最大の注意喚起を呼びかけている。当のインドでは農村部での感染の拡…

帰 農 人 2021  5/10  歴史は延々と続いている、今も

帰 農 人 2021 5/10 歴史は延々と続いている、今も 末っ子の貝人が久々に帰ってきた。今は池袋暮しだが、昨年の今頃コロナになっていたらしく抗体もあったので注意は必要なかったので安心して迎えられた。昨夜はマサと俺の身体を、以前勤めていたマッサ…