百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

2017 7/08 永さん あっという間に1年 なんだか生きてる

宇都宮までヤギを運ぶ仕事があり、久々のドライブを楽しみにしていた。ヤギ3匹を軽トラに乗せ、高速に入りしばらくして、全く嫌になった。
眠気防止や事故多発場所などをワザとガタガタにし注意を促すのだろうが、クッションが固いオンボロ軽ト
ラのハンドルンは凄い振動が来て、また色んな所が分解しまいか?と心配になる、振動と風圧でバックミラーが下がってきたので、パーキングで直して締め付けようとしたら、左がもげた。益々心配しながらの運転、とても疲れた。長距離運転には自信があり、いつもドライブを楽しんでいたが、もうだめだ、ガタガタ道恐怖症、なんだか自分の時代が終わったような感じがして、とても寂しさの中帰りは、調べて行かな
かった下道を迷いながら帰ってきた。

 ヤギの届けぬ先は「農人たち」という42歳のノブが5,6年前に開いた農園、有機の農家は宇都宮では超レア、だから幾人もの変人たち手伝ってくれて、森を畑に開墾する作業を進めている。まだ根っ子が多く残っていて草を刈れない開墾畑にヤギが必要なのだ。以前の3匹に加えて全部で6匹、でもちょっと食い尽くすには広すぎるかなと心配、でもうまくいくことを願う。 
ノブは新規就農資金を借り機械やハウスなど新品が色々揃っておりなんとも豪華、今農家を始める人たちには潤沢な補助資金があり、自治体の体制も整っており、超馬鹿げた苦労もせずに営農に専念できる。
でもやはり良い物を作って、しっかりと売りさばくことは日々苦労を重ねる。元文化のアナウンサーのひろ子が彼を支え、聖地の日々を作っている、70のノブの母もステキ、また仲間ひとつ。