百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

2017 10/21 友きたる 酒うまし

雨が降り続いて9日め、毎日泥だらけ合羽だけが頼り、収穫に手間がかかり、畑仕事も進まない。
アスファルトでない道はつるつる滑り、よく畑にはまる。誰かがいれば車やトラクターで引っ張り上げられる。
先日ハウス前で落とした時、近くにパイプがあったので上手く差し込んだらハンドルが固定されトラクターで引っ張り上げられた。一人で救出する新技の発見、これは使えるね。
以前はワイヤーを長くし、動かしたトラクターかた飛び降り、車に乗り、出たら慌ててトラクターを止めに行くという荒業もよくやったが、場所によっては危険だ。
畑も飽和状態、根腐れが心配だ。お日様が見たいよう。ヤギたちも外に出れずかわいそうだね。

神戸から懐かしい友が来た。カラ君39歳、20年ぶり、母親たちが「ベロ亭」という陶芸をやっていて、キャラバンがあるといつも一緒についてきた
最初は小学生、のち不登校の中学生になり、丁度その時選挙があり、知り合いの事務所で人手が足らず、うちの同い年の不登校児と二人で発送作業などのアルバイトに出ていた。「凄い選挙違反だね」と昨夜大笑い。神戸の仲間たちの近況も聞けた。
震災時、救援グループを作った「ちびくろ保育園」、八百屋グループの支援先見極めに行った時、カラそこで重要なスタッフとして活動していた。
その後精神疾患を患い、子供が出来たり、ちびくろで保母をする彼女と子供に支えられて、絵描きを続けている。
周りの活動家たちから、原発だ、選挙だ、とちょくちょく引っ張り出されるらしい。
仲間の八百屋から「震災の歌姫」になった「おおまきちまき」も近所で活躍話、いいね。