「マナちゃん、町会議員に当選した後、全く違った世界で疲れ果てて、いつもそうやんけど、全力で走り切った後は沈む、今度の沈み方は相当で、今、流山の僕の父の家におるんやけど、木工の仕事で3日後にしか帰られへん」「わかった、電話してみる」
丁度次の日、葛飾の仲間の田植えがある、誘ってみた。「ちょっと出てきな、いい仲間たちが迎えてくれるよ」と。
3歳の息子の「おと(音)」とやってきた。田植えには加わらず、周りで水路で遊んでいる子供や女性たちとゆっくり。「婦人会の担当にと言われたが、今年の会の目標はタバコの撲滅、私タバコ好きやけど、もう町ではかいへん、タバコ1本下さい」、「はいよ、何も隠すことあんめい、さらけ出せばいいんだ、難しいけど頑張れ」
数日後ダンナの洋平と3人で夜来てくれた。
その日は、田植え前の代かき中トラクターが故障し、仕方がないと小さなトラクターで作業を続けていたらそれも故障した、さて、どうすんべかと、落ち込んで帰ってきたすぐ後、手も洗わずに迎えたが、何とか気持ちが落ち着いたようなマナちゃんと随分頼もしい男になった洋平の姿に嬉しくなり、酒が進んだ。
そのうちマサも帰ってきて、オトをおもちゃにして遊んでいた。俺も遊びたくなり、笛や太鼓など持ち出し、オトと共演、凄いリズム感にびっくり、さすが二人の息子や。
9時過ぎには帰ったようだが、全く覚えていない。9時前にはいつも意識不明になっている。困ったもんだ。
田植えも後半戦、さてトラクターをだまして動かせられるかな?