百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

2016/05/21 新兵器「アメンボ号」

田植えが終わり10日以上過ぎた田んぼから、第1回目の除草作業が始まる。
以前は最初チェーンをぶら下げた3mほどの棒を引っ張って、後は2条の除草機をかけていた。
今年は新兵器「アメンボ号」を購入、田植え機の後ろを取り外し除草機を取り付けた。動力回転が無いのでガツガツ草を埋め込む力は無いが、生えたばかりの数センチの草を除草機ではとり切れない株間も埋め込めるような感じだ。
まだ1回目の圃場も数枚残し、その10日後の第2回目がまだ始まっていないので、うまくいってるのかは判断できない。
田植え後10日の苗はまだしっかり根が活着しておらず、大きな波でも倒れてしまうほど、条間は30㎝、その間を踏みつぶさないように運転するのも大変気を使うが、田の底もでこぼこしてるので微妙な上げ下げの操作が必要だ、上げ過ぎると草は残り、下げ過ぎると土を引き稲を埋め込んでしまう。
さらに草や枝が回転軸に挟まってしまったりと、ともかく慎重な捜査が求められる。
それでも1反の田んぼを3㎞ほど歩き回るよりはるかに楽だ、今までのバカ力技農法は、老化が進む肉体はもう酷使できないし、若者たちにも無理だろう、様々な試みが日本各地で行われている
それらを色々取り込みながら、「除草剤やめよう」と普通に話せるようになりたいな。田んぼ仕事に真面目な人は「あめんぼ号」で作業してると、必ず見ている、近くによれば話しかけてくる。
今年は一つの勝負の年だね、気力が持ちこたえられるか心配、でもでも、、。