百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

2018-01-01から1年間の記事一覧

2018 5/11 個人商店との付き合いは 深い縁

流山から種屋が無くなって数年がたつ。その後、一番近い柏の店に通っているのだが、80をこえたよれよれの老夫妻がやっているので店は死にかかっている。 年に数度大量注文をかけて揃えてもらっていたが、店に行っても新たな品種との出会いはほぼなく、在庫…

2018 5/04  こんな時こそ 頭寒足熱

首筋に焼けつくような熱さを感じる。育苗中の鉢苗はあっという間に干からびる。 今朝も稲の箱苗の一部が干からびていたので慌てて水やりをした、頼む生きかえってね。たぶん何とかなるが、減収は免れないだろう。 そんな暑さとの戦いから家に帰ってくつろぐ…

2018 4/27 落ち着かないけど、読書はしたい

周りの田には今までになく水が満ちている。 開発の為田が少なくなり、また水量豊富な排水ポンプの新設により、水争いをせずとも田水を得られそうなことはありがたいが、田植え直後は水面がちょっと出るくらいのヒタヒタ水状態の方が若苗には良い、水路下流の…

2018 4/22 なんで、今年はヒバリがいない

このところ畑の中にキジの夫婦をよく見る。昨年はハウス内の早出しのトウキビから露地物まで全てキジに食われたので、今年は作るのをあきらめた。 完全に覚えていて、毎日探し回っている、少し脅かさないと別の物をやられるだろう。 そろそろ卵を抱き始める…

2018 4/13 激減したけど ツバメはすてきだ

初夏のような最高記録の暑さが続いた後に、平均気温に戻ると体感的に寒い もうストーブは、と思っていた矢先に、しっかり暖をとる夜が続いている。つい先日、いつもの薪置き場に、剪定した木が山積みになっていた。 たぶん前にもらった植木屋さんだと思うが…

 2018 4/07 暑さに追いかけられる春

やぁちまったー、胡瓜、南瓜、そして稲までも、苗を大成長させてしまった。記録的な暑さにいっぺんに成長したのだ。 定植したカボチャは翌日に馬鹿ッ風にあおられ、完全に萎えている、胡瓜もヤバそう 「生きかえれ」と水をやるしかない、ダメなら苗を買う算…

2018 3/31   子育て終了 金勘定の心が醜い

26日、月曜日の午後2時、医師や看護師など国家試験の合否の発表の時間。 トラクターを降りて携帯を見るとすでに10分以上過ぎている。着信も入っている、さて、お願いと電話をすると「父ちゃん、受かったよ」とはしゃぐ麻実の声が。 安堵が全身を包む。…

2018 3/25  霊柩車に親指隠すの終わりだね

田はまだ雪景色、まだ50㎝の雪に田畑は埋もれていた。 婆ちゃん(マサの母)の弔いに家族4人で駆けつけた。春分の前日の昼に急に亡くなり、看取ることはできなかったが納棺には間に合った。 顔にしわは無く、頬には紅を差したように赤みがさし、白髪の根…

2018 3/18  晩年に億万長者、さてどう変わる?

「畦燃やしを、米作っている人たちでやることになったので来てくれるか?」と数日前に付きあいの深いIさんからの依頼。 その地区は共同で水路の管理をやれなくなって10年位になる。 以前は真夏の最盛期でも炎天下の中、年寄たちが草刈り機やクワを使い半…

2018 3/11 よかったねと、三省が迎えてくれた

数年ぶりに「今日はお休み」と決めた先週の土曜日、午前中にはフナちゃんたちの水槽の大掃除、よどんだ水の中ではメダカが見えず、溶けちゃったのかしらと心配だったが、下の方でみんな生きていた。 中の小石や水槽を洗い、魚たちを入れると元気に泳ぎだした…

2018 3/02 沖縄のテツ&トモ いい仲間だなぁ

廊下には水槽があり、フナにメダカ、ドジョウがいる。 浄化装置から落ちる水のせせらぎの音が常にチョロチョロと聞こえるが不快ではない。 保冷庫や冷蔵庫のモーター音を消してくれてありがたい。寒中は魚たちはまるで動かない、おかげで水槽内部のガラスが…

2018 2/26 ゆっくり仕事するって、すごく新鮮

毎日10回以上は体温を計っている。連日の抗生剤の点滴や服用で39℃の高熱は去り、レントゲンの影も消え、血液中の炎症反応もなくなったが、微熱が抜けない。 平熱の6.5℃より0.2.3℃高い数字がちょこちょこ出てくる、体感的にも復帰95%て、感じ。なんか…

2018 2/17  肺炎は疲れるよ ほんと

千秋の熱は風邪ではなかった、「肺炎」だった。 4日間9,5℃以上になり、ほとんど寝れなかったので行きつけの内科に行ったところ、東葛病院のERを紹介され、すぐにいろんな検査をした。 抗生剤等の点滴を毎日続け、後はひたすら横になっていたが、ただ「…

2018 2/11 10年ぶりの高熱です

懐かしい熱だ、急に高熱が出て大体一週間ほど続く。 こ こ10年位は多分無かったし、ここ4,5年は休めなかったので3が日と野暮用以外は働き続けた。良く続くなーと思っていた矢先である 半月ほど前から働き始めたユウスケはもう完全に百姓の早さを最初か…

2018 2/02 円の切れめは 縁の切れめ

昨夜からの雪は大したことなく、でも昼過ぎまで降り続いたので、ハウス内でのネギの種蒔きを任せ、オラは先月分の請求書作り。 郵便振替の入金をネットで確認していると、数年前東京の店を閉めて、大分で新たに開業した仲間からの1万円が入金されていた。 …

2018 1/26 極寒の中 希望への苦悩

この一週間の寒波はさすがに身に沁みる。ここ数年つま先のカイロを使ったのは数日だが、今は毎日必要 ぼっとんトイレの便座は電気で暖かいが隙間風でケツが冷たい。何より雪が解けないので、埋もれている野菜の収穫は大変、雪前に急いで収納したものもなくな…

2018 1/20 なんでこんなに救急車

木野ちゃんは男の子を産んだ、名前はまだない。 陣痛から出産まであまりにも短かったので、産婆さんの所に行くどころか、救急車に乗る前に出てしまったらしい。 少し縫ったが回復は早く、オッパイもよく出て体重も戻った。チビの木野ちゃんの子は3㎏以上 妊…

2018 1/13 富士山は迎えてくれた

「富士山を見に行く」、娘二人はこの話にのった。 毎年2日の朝は、4時ごろ出かけ、海や屋までご来光を仰ぎ、名高い寺社を参拝し昼過ぎには帰り、箱根駅伝の山登りを観るのが恒例となっている。 年明けからはスタッフもいないし、子供らもついてこないかも…

2018 1/04 なんか信じられないお年玉

年末の29日、2年間付き合ったルミちゃんとの最後の日、大量の注文の収穫を終えて、午後からの最後の仕事はヤギ小屋掃除。 「来ると思ってた」とにこやかに短時間で丁寧にこなしてくれた。素直でしっかりやる頑張り屋さん、でも大きな失敗の時は良く泣いて…