百姓日記 帰農人

農園の長、アチが書く百姓日記

帰 農 人 2021  5/30  辛い日々に希望の兆しが

帰 農 人 2021  5/30
    辛い日々に希望の兆しが

 誠に心の重い5月であった。一つは水稲の苗の失敗、新しい播種機を購入したので、とても精度の高い調整ができたので、田植えの時に苦労しない様にと、極力土の量を少なくしたのが原因だ。発芽はよかったが、次々に枯れていってしまった。以前にも何度か水やり不足で焼いてしまった事はあるが、なんとか立ち直ってくれたものだったが、今回も「ホレ元気になれ」と追肥と水やりを続けたが状況が改善されるのかダメになるのかわからないまま毎日を過ごした。完全に早いうちにダメだとわかれば、周りの農家に余った苗を懇願するか、播き直すか、大農家から購入するかしていた。が、でも今回の苗の思わせぶりに騙されてつい期を逃してしまった。数日前には2時ごろ目が覚めそのことを考えると眠れないので飲み直してしまった。
もうヤバいと柏の大農家の染谷さんの所に「余ってたら2,3百枚欲しいんですけど」と相談してみた。以前から観音様の様な笑顔をたたえる母ちゃんは「何とかなると思う」と答えてくれた。さっそく次の日の今日「20枚ほどあまったから」との電話、さっそく取りに行き、さっそく最初の田植えを開始、でも半分ほど植えた所で田植え機が深みにはまってしまった、なんとか脱出しようと試みたがダメ、明日はスタッフたちが来るので準備だけして退散、でも何とか田植えが続けられそうなので悲壮感はかなり薄れている。 

落ち込みその②は直売所の移転問題。昨年開設した直売所は好調でコロナでの売り上げ低下をかなり抑えてくれたが、5月初めに新築の工事が始まるので現状の場所には置けなくなり、移転先を探していた。近くのパチンコ屋に話を持って行ったが「もう少し待ってくれと」と2度ほど待ったが、全然連絡がなかった。ついに工事が始まり片づけて数日した日に次のターゲットの障碍者施設に話を持ち込んだら次の日にはOK,すぐに準備し、野菜を並べ1週間、売り上げ成績は良い、何とかなりそうだ。 今夜は少し安心して酔っ払いそう。 

あとは楽天マー君と大谷に勝ち星がつけばもう少し心が浮く、英国とドイツがアフリカの旧植民地に頭を下げた、これも立派。